そのフォルダ、AIから見えてる?失敗しないデータ保管庫の作り方


さくちょ
AIを使ってコンテンツ制作を効率化しよう!
と考えたとき、多くの人が最初に「あれ、データってどこに置けばいいんだ…?」という疑問にぶつかります。
僕もそうでした。
- AIが読み取るデータだから、何か特別なルールがあるんじゃないか?
- 下手に作って後で困るのはイヤだなぁ…
でも、安心してください。
データ保管庫の準備は、驚くほどシンプルです。
この記事では、AIとの連携や複数デバイスでの利用を前提とした、失敗しないデータ保管庫の作り方を解説します。
やることは基本的に「フォルダを1つ作るだけ」ですが、後々「こうしておけば良かった…!」と後悔しないための、ちょっとしたコツがあるんです。
この記事を読めば、あなたは迷うことなく、最適なデータ管理の第一歩を踏み出せますよ。
データ保管庫の作成は「フォルダ1つ」でOK

さっそく結論からお伝えすると、AIと連携するためのデータ保管庫を作る作業は⋯
「パソコン上に、新規フォルダを1つ作成する」
これだけです。
「え、それだけ?」って思いますよね(笑)
そう、基本的にはこれだけなんです。

デスクトップや任意の場所で右クリックして「新規フォルダー」を選び、名前を付けるだけ。
実にシンプルですよね。
フォルダ名も、あなたが分かりやすい名前なら何でもOKです。
僕の場合は「My-vault」という名前にしていますが、あなたのプロジェクト名や、単に「AIデータ」のような名前でも全く問題ありません。
ただ、この「フォルダをどこに置くか?」という点が、今後の使い勝手を大きく左右する重要なポイントになります。
最重要!フォルダを置く「場所」の考え方

フォルダ作成は簡単ですが、その置き場所を間違えると「AIがフォルダを認識してくれない…」なんてトラブルが起こりかねません。
フォルダを作るという作業だけでなく、「AIがどうやってアクセスするか」「他のデバイスでどう使うか」といった全体像をイメージすることが、めちゃくちゃ重要なんです。
AIがアクセスできない「深すぎる場所」は避ける
やってしまいがちな失敗が、フォルダを「深すぎる場所」に作ってしまうことです。
例えば、「デスクトップ」の中の「仕事用フォルダ」の中の「プロジェクトA」の中の「資料フォルダ」の、さらにその中に…といった具合です。
階層が深くなりすぎるとフォルダパスが長くなり過ぎてしまい、AIツール(Cursorなど)とうまく連携できなくなる恐れがあります。
また、アクセス権限が必要な場所にフォルダを構築してもA、Iがアクセスできないという事態に陥ります。
せっかくデータ保管庫を作ったのに、肝心のAIが使えないんじゃ意味がないですよね…
フォルダを作る際は、できればデスクトップの上や、次に紹介する複数デバイスとの連携を意識したiCloud Drive直下など、分かりやすく「浅い」場所に作るのが安全安心かな、と僕は思います。
複数デバイスでの連携を前提にしよう
次に意識したいのが、「この保管庫は、複数のデバイスで使う」という前提です。
おそらくあなたも、メインのパソコンだけでなく、スマホやタブレットでメモを見たり、アイデアを書き留めたりすることがあるのではないでしょうか。
場所を選ばずに同じデータにアクセスできる環境を最初に作っておくと、今後のコンテンツ制作が驚くほどスムーズになります。
「今はPCでしか使わない」と思っていても、将来的にスマホ連携が必要になる可能性は高いです。
後からデータの引っ越しをするのは少し手間なので、最初からマルチデバイス対応を意識しておくのがオススメですよ。
おすすめはクラウドストレージの活用です

じゃあ、具体的にどこにフォルダを作れば良いのか?
僕が強く推奨するのは、iCloud DriveやGoogle Driveといったクラウドストレージサービスの中に保管庫フォルダを作ることです。
僕は基本的に、MacとiPhoneを使っているのでiCloud Driveでデータを管理しています。
なぜクラウドストレージが良いのか、説明不要かもしれませんが、その理由と具体的な使い方を解説しておきますね。
なぜクラウドストレージが良いのか?
クラウドストレージをおすすめする理由は、主に次の3つです。
- 自動でデータが同期される
- バックアップの役割も果たしてくれる
- スマホやタブレットからでもアクセスできる
特に、これから扱うことになるマークダウンファイル(.md)は、テキストベースなのでデータが非常に軽量なんです。
そのため、クラウドストレージの無料プランでも容量が足りなくなる心配は、まずありません。
コストを気にせず安心して使えるのは嬉しいポイントですよね。
万が一パソコンが壊れてもデータはクラウド上に残りますし、多くのサービスには「30日間は削除したデータを復元できる」といった機能もあるので、バックアップとしても非常に優秀です。
Obsidianとの連携もスムーズである
もしあなたが「Obsidian」というメモアプリを使っている、あるいはこれから使おうと考えているなら、話はさらにシンプルです。
iCloud Driveの中に自動で作成される「Obsidian」というフォルダの中に、データ保管庫となる「My-vault」フォルダを作ってしまえばOK。
こうすることで、Obsidianとの連携もスムーズになりますよ。
ただし、現時点ではモバイルアプリのObsidianからiCloud Driveのデータ保管庫に連携しようとすると、やや起動が遅くなるというデメリットもありますので、その点だけご了承ください。
まとめ

今回は、AI時代のデータ管理の第一歩となる「データ保管庫」の作り方について解説しました。
- データ保管庫の作成は基本「フォルダを1つ作るだけ」でOK
- ただし、フォルダを置く「場所」は階層が深くなりすぎないよう気をつけること
- AIが認識できるよう、デスクトップ直下など「浅い場所」に置くのが無難
- 複数デバイスでの連携を考え、クラウドストレージを活用するのがオススメ
フォルダを1つ作るだけ。
このシンプルな作業ですが、その置き場所を少し工夫するだけで、未来のあなたの作業効率が劇的に変わります。
難しく考えすぎず、まずはこの記事で紹介した方法で、あなたのデータ保管庫を作ってみてください。
ここから、あなたのAIを活用したコンテンツ制作が本格的にスタートします!