売れない原因は“自己満”だった?無料コンテンツから始める成功戦略

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さくちょ

さくちょ

これからデジタルコンテンツを作って自分の力で稼いでいきたい。

そう考えたとき、多くの人がこんな疑問を抱くのではないでしょうか。

  • 「なぜ、わざわざ無料のコンテンツを作る必要があるんだろう?」
  • 「最初から有料コンテンツを作って、早く収益を上げたい」

その気持ち、すごくよく分かります。

自分の好きや得意を詰め込んだ自信作を世に出して、それが売れていく…そんな理想を描きますよね。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

実は、僕らのような個人が「自分の作りたいものを作る」というアプローチを取ると、驚くほど売れないという現実に直面することになるんです。

この記事では、なぜ無料コンテンツを作ることが重要なのか、そして、失敗しない商品開発に不可欠な「考え方」について、僕自身の失敗談も交えながら解説していきます。

これは遠回りに見えて、実は成功への最短ルートなんです。

なぜ無料コンテンツを作る必要があるのか?

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結論から言うと、無料コンテンツを作る最大の目的は「ニーズ調査」です。

自分の商品が売れるかどうかは、あなたが「売りたいか」ではなく、市場に「それを欲しい人がいるか」で決まります。

この当たり前のようで忘れがちな原則を、僕らは常に意識しなければなりません。

まずは「点をたくさん打つ」意識を持つ

コンテンツ販売で長く活動していくためには、「好き・得意・価値観」この3つが重なる領域で発信することが重要だと、僕は常々お伝えしています。

しかし、この3つが重なる領域って、実は結構広いんですよね。

例えば僕の場合、「コンテンツ作り」「マーケティング」「ライティング」「思考法」など、複数のテーマが考えられます。

この中から「よし、これだ!」と一つに絞って、いきなり有料コンテンツを作るのは非常に危険です。

なぜなら、そこに本当に需要があるかどうかが、まだ分からないからです。

そこで重要になるのが、様々なテーマで「点をたくさん打つ」という考え方。

noteやブログ、SNSといったプラットフォームを活用して、あなたが発信できる複数のテーマで、どんどん無料コンテンツを出していくんです。

その中で、

  • いいねがたくさん集まったテーマはどれか?
  • この投稿だけインプレッション数が異常に多いな…
  • ブログで何度も読まれている記事はどれか?

といった反応を観察します。

特定のテーマで読者から良い反応が得られたなら、それは「そのテーマに興味や悩みを抱えている人がいる」という何よりの証拠になります。

価値提供しながらニーズを探る

もちろん、ただ闇雲に発信するわけではありません。

一つひとつの無料コンテンツで、しっかりと読者に価値を提供することが大前提です。

価値提供をしながら、読者がどんな言葉に反応し、どんな情報に興味を示すのかを観察していく。

この地道な作業こそが、のちに「売れるコンテンツ」を生み出すための、最も確実な土台作りになるんです。

「作りたいものを作る」が失敗する致命的な理由

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「でも、自分の情熱を込めた自信作なら、きっと伝わるはずだ!」

そう思うかもしれません。

僕も過去にそう信じて、痛い目を見た経験があります。

自分が作りたい商品を一生懸命に作り込み、「これは最高傑作だ!」と意気揚々とリリースしたものの⋯結果は無風。

誰も見向きもしてくれないし、手に取ってもくれない…。

この「プロダクトアウト」と呼ばれる、作り手目線の商品開発は、僕らのような一般人にとっては本当に甘い世界ではないんです。

プロダクトアウトが通用するのは有名人だけ

時々、人気アーティストが「今回は自分の作りたい曲を表現してみました」と言って、これまでとは全く雰囲気の違う曲をリリースすることがありますよね。

本人は満足かもしれませんが、ファンが求めていたものとは少しズレていて、結果的に大ヒットには繋がらないケースも少なくありません。

これが通用するのは、すでに多くのファンを抱えている著名な方やインフルエンサーだからこそ。

彼らが自分の好きな世界観で商品を出せば、一定数のファンが買ってくれる。

しかし、僕らが同じことをしても普通にスルーされてしまうのが現実。

僕らがプロダクトアウト戦略を取っても、全く、びっくりするほど売れないんです。

失敗を回避する「マーケットイン」という考え方

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プロダクトアウトの対極にあるのが「マーケットイン」という考え方です。

これは、まず市場のニーズを徹底的に調査し、「ここに困っている人がいる」と分かった上で、その解決策として商品を投入するアプローチ。

なぜこの方法が成功しやすいのか?

答えはシンプルです。そこに、あなたの解決策を待っている人がいるからです。

無料コンテンツを通じて「このテーマには、こんな悩みを抱えている人が多いんだな」という確信を得てから、その悩みを解決する有料コンテンツを「ボン!」と投入する。

これなら、売れる可能性が格段に高まるのは、あなたにも想像がつくのではないでしょうか。

無料コンテンツで「売れる種」を見つける

マーケットインの考え方を実践する具体的なステップは、以下の通りです。

1. 仮説を立て、点を打つ(無料発信)

「好き・得意・価値観」の領域から複数のテーマ候補を出し、それぞれのテーマで無料コンテンツを発信してみる。

2. 反応をデータで分析する

いいね、コメント、アクセス数などの客観的なデータを見て、どのテーマに需要があるのか(=売れる種)を見極める。

3. 需要が確認できたテーマを深掘りする

最も反応が良かったテーマについて、さらに具体的な悩みを深掘りし、その解決策として有料コンテンツの企画を始める。

このプロセスを踏むことで、「自分の作りたいもの」と「市場が求めるもの」のズレをなくし、失敗のリスクを最小限に抑えることができるのです。

まとめ

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今回は、なぜ有料コンテンツを作る前に無料コンテンツを作る必要があるのか、その戦略的な理由について解説しました。

重要なポイントを振り返りましょう。

  • 無料コンテンツの目的は「ニーズ調査」である
  • 自分の作りたいものを作る「プロダクトアウト」は、一般人には通用しない
  • 市場のニーズを調査してから作る「マーケットイン」が成功の鍵
  • 無料発信で「点をたくさん打ち」、反応を見ながら「売れる種」を探す

無料コンテンツを作ることは、決して遠回りではありません。

むしろ、あなたの貴重な時間と労力を無駄にしないための、最も賢明な投資であり、成功への最短ルートです。

「好き・得意・価値観」が重なる領域で、読者の反応を見ながら試行錯誤するプロセスは、苦しいどころか、きっと楽しいはずです。

まずはこの記事を参考に、「点を打つ」ことから始めてみてください。その一つひとつの点が、やがて大きな成果に繋がる線を形作っていきますよ。

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