なぜ記事が最後まで読まれない?『冒頭150文字』で離脱が決まる理由

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さくちょ

さくちょ

せっかく魅力的なタイトルを考えてクリックしてもらえたのに、なぜか記事が最後まで読まれない…。

実は、その原因のほとんどは記事の“書き出し”にあります

読者は、タイトルをクリックした後の冒頭わずか150文字で、その記事を読み進めるかどうかを無意識に判断しているんです。

今回は、読者の心をガッチリ掴んで離さない、無料コンテンツを最後まで読んでもらうための「冒頭150文字の作り方」について、具体的な事例を交えながら徹底解説していきます。

なぜ、あなたの記事は冒頭で閉じられるのか?

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タイトルでクリックを勝ち取った後、次に待ち受ける最大の関門が「冒頭文」です。

ここで読者の興味を引けなければ、どんなに価値ある内容を書いても、その価値が伝わる前にすぐ離脱されてしまいますよね」。

では、なぜ読者は冒頭で離脱してしまうのでしょうか。

そこには、特に僕らのような個人が陥りがちな、ある決定的なワナがあります。

「無駄な挨拶」が読者の時間を奪っている

「こんにちは!〇〇です。最近、急に暑くなってきましたね…」

記事の書き出しで、ついこんな風に時候の挨拶や自己紹介から始めてしまっていませんか?

もし心当たりがあるなら、それは「非常にもったいないです」。

著名なインフルエンサーであれば、その人自身にブランド力や魅力があるため、こうした雑談から始めてもファンは喜んで読んでくれるでしょう。

しかし、僕ら個人は違います。

まだ何者でもない僕らが、いきなり無関係な話から始めてしまっては、「この記事は自分に関係ないな」と判断され、即座にページを閉じられてしまうのが現実です。

僕ら個人に求められているのは、インフルエンサーのような立ち振る舞いではありません。

冒頭から「この記事を読む価値がある」と明確に示し、読者の貴重な時間を無駄にしないという誠実な姿勢なんです。

読者を惹き込む「冒頭150文字」の黄金法則

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では、具体的にどうすれば読者の心を掴む冒頭文が書けるのでしょうか。

意識すべきポイントは、大きく2つあります。

大原則は「結論ファースト」

まず、最も重要なのが「結論ファーストを心がけましょう」ということです。

この記事を読むことで、読者は何を得られるのか。どんな悩みが解決するのか。

その“答え”や“未来”を、冒頭の150文字でハッキリと提示するのです。

無駄な挨拶や自己紹介は一切排除し、いきなり本題の核心から切り込む。

この潔さが、情報過多の現代において読者の信頼を勝ち取るための鍵となります。

読者の心を動かす「6つの要素」

結論ファーストを意識した上で、さらに読者の感情を揺さぶるために活用したいのが、タイトルライティングでも解説した「6つの要素」です。

  1. ベネフィット:読者が得られる具体的な利益
  2. 2項対立:「できる人 vs できない人」などの対比
  3. 意外性:常識を覆すような驚きの情報
  4. ストーリー:具体的な体験談
  5. 数字:具体的な数値による説得力
  6. 感情:悔しさ、喜び、驚きなどの共感

これらの要素をタイトルだけでなく、冒頭の150文字にも意識的に盛り込むことで、「お、この記事は面白そうだぞ」と読者の期待感を一気に高めることができます。

【ジャンル別】今すぐ使える冒頭文の具体例3選

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理屈は分かっても、実際に書くとなるとなかなか難しいですよね。

そこで、いくつかのジャンルを例に、先ほどの6つの要素を盛り込んだ冒頭文のサンプルを作ってみました。

【ストーリー型】英語学習の例

空港の入国審査で、言葉が出なかった。
たった一言「I'm sorry?」にすら返せず、頭が真っ白になった。
あの悔しさが、僕の英語学習のすべての始まりだった。
机に向かっても覚えられない単語帳、聞き取れないリスニング。
けれど“あるきっかけ”で、英語が読解から会話に変わった瞬間があった。
今なら、それを言語化できる。

これは体験を元にした「ストーリー」と「悔しさ」という「感情」を軸にした書き出しです。

これで154文字。

具体的なシーンを描写することで、同じような経験を持つ読者の共感を呼び、続きを読みたいと思わせる効果が期待できます。

【2項対立型】釣りの例

同じ竿、同じエサ、同じ時間帯。
それでも釣れる人と、釣れない人に分かれる理由を知ってますか?
実は「立ち位置」と「最初の一投の方向」で、勝負は9割決まっています。
この記事では、初心者が見落としがちな「釣り場での“読み方”」を解説します。
道具より先に、見るべきものがある。
─それが釣果を分けるのです。

これは「釣れる人 vs 釣れない人」という「2項対立」に、「9割」という「数字」を組み合わせたパターンです。

これで約146文字。

「自分も釣れない側かも…」と感じている読者の問題意識を刺激し、解決策への期待感を高めます。

【ベネフィット型】育児の例

何度言ってもやらない。
注意すればするほど反抗的になる。
そんな毎日に疲れていませんか?
でも、この記事で紹介する「子どもが自分から動き出す声かけ」に変えてから、驚くほどイライラが減りました。
怒らずに子どもを育てたい人にこそ、読んでほしい内容です。
家庭の空気が変わる第一歩を、今ここから。

これは「イライラが減る」「子どもが自分から動き出す」という明確な「ベネフィット」を提示した構成です。

「嘘でしょ?」と思わせる少しの「意外性」も、読者の興味を引くフックになりますね。

まとめ

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今回は、読者の心を掴んで離さない「冒頭150文字の作り方」について解説しました。

  • 個人はインフルエンサーの真似をせず、無駄な挨拶をなくす
  • 結論ファーストで「この記事を読む価値」を最初に提示する
  • 6つの要素(ベネフィット、2項対立など)を冒頭に盛り込む

タイトルで読者の興味を引くことができても、冒頭でガッカリさせてしまっては元も子もありませんよね。

今回お話しした冒頭文の作り方は、単なる小手先のライティングテクニックではありません。

これは、「読者の貴重な時間を絶対に無駄にしない」という、コンテンツ作りにおける最も重要な心構え、つまり“読者への誠実さ”の表れだと僕は考えています。

この「冒頭文を磨く」という具体的な作業は、「読者に価値を届ける」という抽象的な目的を達成するための、非常にパワフルな一歩です。

ぜひあなたの次の記事から、この「冒頭150文字」に全力を注いでみてください。

きっと、読者の反応が大きく変わるはずですよ。

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