なぜ「いい商品」が売れないのか?有料コンテンツ成功の大前提とは

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さくちょ

さくちょ

「よし、渾身の有料コンテンツができた!これで売れるはずだ…!」

そう意気込んで商品をリリースしたものの、現実はまったくの無風。びっくりするほど売れない…。

もしあなたがこんな経験をしているなら、それはコンテンツの質が低いからではありません。

実は、多くの人が見落としている“ある大前提”が抜け落ちている可能性が非常に高いんです。

良いコンテンツを作れば売れる、なんていうのは残念ながら幻想です。

僕らのビジネスは、そんなに甘い世界じゃありません。

今回の記事では、なぜあなたのコンテンツが売れないのか、その根本的な原因を解き明かし、売れる有料コンテンツを作るために絶対に欠かせない「大前提」について、具体的にお話ししていきます。

なぜあなたのコンテンツは「びっくりするほど売れない」のか?

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先に答えてしまうと、多くの人は「自分のつくりたいものをつくってしまう」から売れずに悩むんですよね。

ここ、詳しく解説します。

多くの人が陥る「作りたいものを作る」ワナ

コンテンツビジネスを始めるとき、多くの人が「自分の好きや得意を活かして、価値ある商品を作ろう」と考えます。

これは素晴らしいスタート地点ですし、その情熱自体は絶対に必要です。

しかし、ここで一つ、大きなワナがあります。

それは「自分が作りたい商品」を、市場の声を無視していきなり作ってしまうこと

かつての僕もそうでしたが、作り手はどうしても視野が狭くなりがちです。

自分の知識やスキルを詰め込んだ完璧なコンテンツさえ作れば、きっと誰かが評価してくれるはず…と信じて疑わない。

でも、現実は厳しい。

あなたがどんなに「これは最高だ!」と思えるコンテンツを作ったとしても、そこに需要がなければ、文字通り“びっくりするほど売れない”のです。

需要なき場所に、価値は生まれない

考えてみれば当然の話で、誰も欲しがっていないものを売ろうとしても、誰も財布を開いてはくれませんよね。

これは、僕がサラリーマン時代にやっていた建設コンサルタントの仕事とまったく同じ構造です。

設計者(エンジニア)って、つい細かい部分にばかり目が行ってしまうんです。「このボルトの配置は…」とか「ここの鉄筋の間隔は…」と、設計図上のパーツを完璧にすることに夢中になる。

その結果、パーツは完璧なのに「これ、どうやって現場で組み立てるの?」みたいな、致命的なミスが後から発覚することが少なくありませんでした。

コンテンツ作りも同じ。

記事一本、動画一本という「パーツ」が完璧でも、「そもそも、そのコンテンツを誰が求めているの?」という全体像、つまり需要を見失っていては、せっかくの努力が自己満足で終わってしまうんです。

売れるコンテンツの鍵は「水調査」にあり

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では、どうすればいいのか?

答えはシンプルです。

有料コンテンツを作る前に、徹底的な「水調査」を行うこと。

これが、売れる有料コンテンツを作るための絶対的な大前提になります。

「水調査」とは?需要を探り当てる技術

「水調査って何?」と思いますよね。

これは僕の造語ですが、要するに「どこにお客さんの需要(=水)があるのかを、無料コンテンツを使って事前に探し当てる活動」のことです。

いきなり大きな井戸(=有料コンテンツ)を掘り始めるのではなく、まずはたくさんの場所に細い杭(=無料コンテンツ)を打ち込んでみて、「お、ここから水が出そうだぞ!」という手応えのある場所を見つけるイメージ。

この試行錯誤をせずに、いきなり有料コンテンツという大きな井戸を掘り始めても、水が一滴も出ない(=全く売れない)という悲劇が起こるわけです。

マーケットイン手法で確実なニーズを掴む

この水調査で重要なのが、「マーケットイン」という考え方です。

  • プロダクトアウト: 自分が作りたいものを作る(多くの人がやる失敗パターン)
  • マーケットイン: 市場(読者)が求めているものを作る(成功パターン)

つまり、あなたの「好き・得意・価値観」という軸は持ちつつも、独りよがりになるのではなく、無料コンテンツを通じて「多くの人がどんなことに問題意識を持っているのか?」を徹底的にリサーチするのです。

読者からのコメント、いいねの数、DMでの相談内容…それらすべてが、水脈のありかを示す貴重なヒントになります。

「好き・得意・価値観」の3つの軸を重ねる

「じゃあ、読者にウケれば何でもいいの?」というと、それもまた違います。

ここで重要になるのが、以前からお伝えしている「好き・得意・価値観」という3つの軸です。

この3つが重なる領域の中で、たくさんの無料コンテンツという点を打ち、水調査を行っていく。

そうすることで、あなたが情熱を持って取り組めて、かつ市場からも求められる「売れるテーマ」を見つけ出すことができるのです。

無料から有料へ。一本の線で繋ぐ戦略の描き方

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水調査によって「ここだ!」という水脈を見つけたら、いよいよ有料コンテンツの出番です。

しかし、ここでもう一つ、重要な視点があります。

それは、無料コンテンツから有料コンテンツ、さらにその先の未来までを「一本の線」で繋ぐ戦略です。

無料コンテンツで掴んだ需要を「解決策」に転換する

水調査で見つかったのは、読者の「悩み」や「問題意識」でしたよね。

であれば、あなたが作るべき有料コンテンツは、その悩みを解決するための具体的な「ソリューション(解決策)」であるべきです。

例えば、無料コンテンツでマッチングアプリに関する投稿の反応が良かったとしましょう。

【無料コンテンツ】

マッチングアプリで失敗しないための5つのコツ(問題提起・共感)

この投稿に多くの悩める人々が集まったのなら、次に用意する有料コンテンツはこれです。

【有料コンテンツ】

3ヶ月で理想のパートナーと出会う!マッチングアプリ完全攻略ロードマップ(具体的な解決策)

このイメージです。

無料コンテンツで集めた「解決意識を持っている人」に対して、その答えとなる有料コンテンツをしっかり用意する。

この線が繋がって初めて、商品はスムーズに売れていきます。

その先に売りたい「将来の商品」を見据えていますか?

さらに、この線をもう少し未来まで伸ばして考えてみましょう。

マッチングアプリの需要があるからといって、目先の売上のためだけにそのテーマに飛びついたとします。

でも、もしあなたが本当にやりたいことが「英語コーチング」だったとしたら…?

「マッチングアプリ攻略」の次に「英語コーチング」のコンテンツを出しても、読者は「え、なんで?」と混乱するだけ。

そこには何の繋がりもありません。

このギャップに、いずれあなたは苦しむことになります。

一貫性が生み出す、長期的な信頼

だからこそ、「好き・得意・価値観」の3つの軸が重要なんです。

無料コンテンツも、有料コンテンツも、そして将来あなたが本当にやりたいビジネスも、すべてがこの3つの軸の上で一本の線として繋がっている状態が理想です。

この線が一本ビシッと通っていれば、あなたの発信には一貫性が生まれ、読者からの信頼も厚くなります。

そしてそれは、長期的にあなたのビジネスを支える強固な土台となるのです。

まとめ

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今回は、売れる有料コンテンツを作るための大前提についてお話ししました。

最後に、重要なポイントをまとめておきます。

  • いきなり有料コンテンツを作らない:
    • 良いものを作っても需要がなければ「びっくりするほど売れない」のが現実
  • まずは「水調査」から始める:
    • あなたの「好き・得意・価値観」が重なる領域で無料コンテンツをたくさん発信し、読者の需要(=水脈)を探り当てる
  • 「マーケットイン」で考える:
    • 自分が作りたいものではなく、読者が抱える問題意識を起点にコンテンツを設計する
  • 無料→有料→未来を「一本の線」で繋ぐ:
    • 無料で集めた需要に対し、有料で解決策を提示し、さらに将来のビジョンまで一貫性を持たせる

もし今、あなたがコンテンツ販売に苦戦しているなら、一度立ち止まって、この「水調査」からやり直してみてください。

遠回りに見えるかもしれませんが、これこそが、あなたの価値を本当に求めている人に届け、長期的にビジネスを成功させるための、最も確実な一歩になるはずです。

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