Google検索順位の決まり方|2つの評価システムと対策法


さくちょ
「頑張ってリサーチして、時間をかけて書いた記事なのに、なぜか検索順位が上がらない…」
ブログを運営していると、多くの人が一度はこんな壁にぶつかるんじゃないでしょうか。
その原因は、もしかしたら「Googleが何を基準にコンテンツを評価しているのか」を、まだ掴みきれていないからかもしれません。
Googleは、どんな記事を「良い記事」として検索上位に表示させているのか。
Googleはその評価基準(アルゴリズム)を公式に発表していません。だからこそ、多くの人が「SEOは難しい」と感じてしまうんですよね。
しかし、世界中の専門家たちの長年の研究によって、「Googleの評価システムは、恐らくこうなっているだろう」という、ほぼ確実視されている考え方があります。
今回は、そのGoogle評価システムの根幹をなす「2つの指標」について、誰にでも分かるように噛み砕いて解説していきます。
ここを理解できると、あなたのSEO対策は、もっと的確で効果的なものになるはずです。
Googleの検索順位はどう決まる?シンプルな2つの評価システム

結論から言うと、Googleの評価システムは、大きく次の2つの指標で成り立っていると言われています。
- ユーザー行動データ(読者の行動による評価)
- 外部評価(他者からの評判による評価)

すごくシンプルですよね。
Googleは、インターネット上に無数にある記事を、この2つの指標で点数付けしています。そして、僕たちが目にする検索結果というのは、その「点数順に並べられたもの」に過ぎない、ということなんです。
つまり、あなたの記事の検索順位を上げたければ、この2つの評価を高めることだけを考えればいい。
では、それぞれ具体的にどういうことなのか、順番に解説していきますね。
① 読者の行動で決まる「ユーザー行動データ」

まず1つ目は、「ユーザー行動データ」です。「UX(ユーザー体験)」や「ユーザー評価」なんて呼ばれたりもします。
これは、「検索ユーザーがあなたの記事を訪れて、どんな行動をしたか」というデータを、Googleがチェックしている、ということです。
言葉だけだと分かりにくいので、具体的な例を見てみましょう。
Googleが喜ぶ「良いユーザー行動」とは?
例えば、あなたが「商品A 口コミ」というキーワードで検索したとします。
- 検索結果から、とあるブログ記事にアクセスする
- その記事を、下までしっかりスクロールして熟読する
- 記事内のリンクから、商品Aの販売ページに移動する
- 内容に納得して購入ボタンをクリックし、検索行動を終える
これって、検索した人の「商品Aの口コミが知りたい」という悩みが、その記事によって完全に解決された瞬間ですよね。
このような行動データが多くのユーザーから蓄積されると、Googleは「この記事は、ユーザーの検索意図を満たす素晴らしいコンテンツだ」と判断します。
結果として、その記事の評価は高まり、検索順位も上がっていくと考えられています。
順位が下がる「悪いユーザー行動」とは?
逆に、こんなケースはどうでしょうか。
- 同じように「商品A 口コミ」で検索し、あなたの記事にアクセスする
- 記事を少し見ただけで「戻る」ボタンを押し、すぐに検索結果に戻ってしまう
- そして、他のサイトにアクセスしてしまう…
これは、ユーザーがあなたの記事のタイトルや書き出しを読んで、「この記事には、私の求めている答えは書かれていなさそうだ」と直感的に判断して離脱してしまった、ということになります。
専門用語では「直帰」と言いますが、このような行動は「検索行動を満たせていないコンテンツ」の証拠。
Googleから客観的に「この記事は読者の役に立っていない」と見なされてしまい、検索順位が下がってしまう大きな原因になるんですね。
このように、Googleはユーザーの具体的な行動データを見て、あなたの記事が良いものか悪いものかを相対的に評価している。
非常に理にかなった話かなと、僕は思っています。
② 他者からの評判で決まる「外部評価」

そしてもう1つの指標が、「外部評価」です。
これは、あなたの記事やブログが、「他のサイトやSNSから、どれだけ信頼され、支持されているか」を示す評価のこと。
代表的なものが、他のサイトからリンクを貼ってもらう「被リンク」や、SNSでのシェア、言及(メンション)などです。
基本的には、こうした他者からの紹介が多ければ多いほど、「この記事は信頼性が高い」とGoogleに評価され、順位が上がりやすくなります。
ただし、ここには1つ、とても重要なポイントがあります。
なぜ「多様なサイト」からの評価が重要なのか?
それは、「誰から評価されているか」という評価の質と多様性です。
例えば、ある特定のコミュニティや仲間内だけで「この記事は良いよ!」と褒め合っているサイトがあったとしましょう。ある一定の属性のところからしか、良いという評価をもらえていない状態です。
これって、客観的に見るとどうでしょうか?
「なんかずるしてるんじゃないの?」とか「ちょっと怪しくないか?」って、少し不自然に感じますよね。
Googleも同じように考えている、と推測されています。
偏った評価だけを集めるのではなく、いろいろな属性の人、多種多様なジャンルのサイトから「このブログは信頼できる」「この記事は参考になる」と紹介してもらうこと。

これこそが、本物の信頼性の証となり、外部評価を大きく高める要因になるのです。
特定の誰かからだけでなく、幅広い層から支持されるコンテンツ。それこそが、Googleが本当に求めているものなんですね。
まとめ

今回は、Googleの検索順位が決まる仕組みについて、その根幹となる「2つの評価システム」を解説しました。
最後に、今日のポイントを振り返っておきましょう。
- Googleの評価システムは「ユーザー行動データ」と「外部評価」の2つが軸
- ユーザー行動データとは、読者が記事に満足したかどうかを示す「行動の記録」
- 外部評価とは、どれだけ多くの「多様な他者」から支持されているかの証明
- 検索結果は、これらの指標でつけられた「点数順」に表示される
SEOというと、つい小手先のテクニックに目が行きがちです。
でも本当に大切なのは、Googleの評価の仕組みを正しく理解し、「どうすれば読者の満足度を高められるか?」や「どうすれば多くの人に信頼されるか?」という本質的な問いに向き合うこと。
この記事を参考に、ぜひあなたのコンテンツ作りを見直してみてください。そうすれば、おのずと検索順位は後からついてくるはずです。