競合調査が不要な理由とは?独自性重視で差別化するブログ戦略

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さくちょ

さくちょ

ブログで発信を始めようと決意したとき、多くの人が真っ先にやろうとすること。

それは「競合調査」ではないでしょうか。

  • 「どんなキーワードで上位表示されているんだろう?」
  • 「どんな記事が人気なんだろう?」
  • 「競合ひしめくこのジャンルで本当に戦えるんだろうか…」

そんな不安から、ついライバルサイトの分析に時間を費やしてしまう気持ちは、とてもよく分かります。

しかし、僕は「特に最初のうちは、競合調査はやらなくていいです」と考えています。

むしろ、あなたがこれから自分だけの価値を届けようとしているなら、ヘタな競合調査は逆効果にさえなりかねません。

なぜなら、無意識のうちにあなたの「独自性」を奪い、誰かのコピーのような、既視感のあるブログを生み出す原因になってしまうからです。

この記事では、なぜ競合調査が不要なのか、そして調査をしなくても、あなただけの価値あるコンテンツを生み出す具体的な方法について解説していきます。

なぜ競合調査は不要なのか?【逆効果になる3つの理由】

ブログ運営の定石とも言える競合調査。それを僕が「不要だ」と断言するには、明確な理由があります。

特に、これから自分の力で発信していこうという方にとっては、デメリットの方が大きいとさえ考えています。

① 無意識に真似してしまい、独自性が失われる

これが競合調査を推奨しない最大の理由です。

有力な競合サイトをリサーチすると、当然ですが、よくできた構成や魅力的な表現に出会います。

「この切り口は新しいな!」「この構成は分かりやすい!」と感じ、参考にしようと思うでしょう。

しかし、ここが落とし穴です。

参考にしているつもりが、無意識のうちにそのサイトの構成や言い回し、デザインにまで影響を受けてしまうのです。

その結果、出来上がったのは「どこかで見たことある」ようなコンテンツ。

Googleは年々、コンテンツの独自性を重要視する傾向を強めています

似たような情報が溢れる中で、あなたにしか書けない視点や経験こそが、検索エンジンからも読者からも評価される時代なのです。

せっかくあなたの中に眠るオリジナルの視点があるのに、ヘタに競合調査をすることで、そっちに引っ張られてしまうのは本当にもったいないことです。

② 圧倒的な競合を見て自信とやる気をなくす

競合調査を始めると、必ずと言っていいほど「こんなすごいサイトに勝てるわけない…」と圧倒される瞬間が訪れます。

デザインも洗練されていて、記事数も多く、内容も専門的。そんなサイトを目の当たりにすると、「自分なんてまだまだだ…」と自信を失い、モチベーションが大きく低下してしまいます。

ブログ運営は、長期的な視点でコツコツと継続することが何よりも大切。

しかし、心がモヤモヤして「続けても意味ないかも…」という状態に陥ってしまっては、本来生み出せたはずの価値あるコンテンツも生まれません。

不要な比較で自信をなくすくらいなら、その時間は一本でも多く、あなたの言葉で記事を書くことに使った方が、よほど建設的です。

③ 調査に時間を奪われ、本質的な作業が進まない

競合調査は、やり始めるとキリがありません。上位10サイトを分析し、スプレッドシートにまとめ…と、気づけば数時間、数日と経っていた、なんてことも。

もちろん、その分析が無駄とは言いません。しかし、ブログ運営において最も本質的で重要な作業は「読者のための価値あるコンテンツを作ること」です。

調査に費やした時間で、記事は何本書けたでしょうか?

読者の悩みを解決するコンテンツを、一つでも多く世に送り出すことこそが、結果的にあなたのブログを成長させる一番の近道なのです。

あなたには既に「独自性」という武器がある

  • 「でも、競合を見ないと自分のブログの方向性が…」
  • 「独自性って言われても、自分にそんな特別なものはないし…」

そう感じるかもしれませんね。大丈夫です。

実は、あなたには既に、誰にも真似できない「独自性」という武器が備わっています。

「好き × 得意 × 価値観」が生み出す唯一無二の視点

あなたのブログの独自性は、以下の3つの要素の掛け合わせから生まれます。

  1. あなたの「好き」なこと
  2. あなたの「得意」なこと(経験してきたこと)
  3. あなたの「価値観」(何を大切にしているか)

この3つの円が重なる部分こそが、あなただけのユニークな発信領域であり、誰にも真似できない独自性の源泉です。

例えば僕の場合、「コンテンツ作りが好き」で、「仕組み化が得意」であり、「個人が自分の力で稼ぐことを応援したい」という価値観を持っています。

この掛け合わせから生まれるのが、僕の発信スタイルです。

あなたは、どんなことが好きですか?これまでどんな経験をしてきましたか?そして、どんなことを大切に生きていますか?

この組み合わせは、あなただけのものです。

つまり、この3つの要素に基づいて発信するだけで、あなたは既に独自性のある情報を出せる状態にあるのです。

レッドオーシャンでも「あなたから聞きたい」は作れる

「でも、僕が参入したいのは競合だらけのレッドオーシャンだし…」

心配いりません。たとえ激戦区であっても、あなたの「好き×得意×価値観」から生まれる独自性があれば、戦うことは十分に可能です。

なぜなら、情報は「何が書かれているか」だけでなく、「誰が語っているか」が非常に重要だから。

あなたの経験や価値観に裏打ちされた言葉は、同じ悩みを抱える読者の心に深く響きます。「この人の言っていること、すごく分かる」「この人からもっと話を聞きたい」と思ってもらえたら、そこに関係性が生まれます。

そうなれば、もはや競合の存在は関係ありません。読者は他の誰でもない、「あなた」の言葉を求めてブログを訪れるようになるのです。

競合ではなく「読者」と「自分」に集中しよう

では、競合調査をしない代わりに、僕たちは何に意識を向けるべきなのでしょうか。

答えはシンプルです。それは「読者」と「あなた自身」です。

自分の経験や感情を正直に語る

あなたの心を動かされた経験は、必ず誰かの心も動かします。

  • 楽しかったこと
  • 悔しかったこと
  • 感動したこと
  • 何かムカつく…と感じたネガティブな経験

これらすべてが、価値あるコンテンツの種になります。

あなたの感情が動いた出来事を、自分の言葉で語ってみてください。その正直な言葉にこそ、オリジナリティが宿ります。

「具体と抽象」の往復で思考を深める

僕がサラリーマン時代、建設コンサルタントとして叩き込まれた「具体と抽象の往復運動」という考え方があります。

これは、目の前の細かい設計(具体)に集中しつつも、常に全体の完成形(抽象)をイメージする思考法です。これって、コンテンツ作りもまったく同じなんですよね。

あなたの具体的な経験(例:「ブログでこんな失敗をした」)を、読者にとって役立つ普遍的な教訓(抽象:「失敗から学ぶ〇〇の法則」)に昇華させる。この往復運動こそが、質の高い独自コンテンツを生み出すエンジンになります。

競合サイトの分析という「具体」に囚われるのではなく、あなたの経験という「具体」と、読者に届けたい価値という「抽象」を行き来することで、あなたにしか書けない深みのある記事が生まれるのです。

まとめ

今回は、ブログ運営で多くの人が当たり前にやっている「競合調査」は不要、むしろ逆効果になる可能性がある、というお話をしてきました。

  • 競合調査は無意識にあなたの独自性を奪い、既視感のあるサイトを生む
  • 強い競合を見て自信を失い、継続のモチベーションを低下させる
  • あなたには「好き×得意×価値観」の掛け合わせによる独自性が既に備わっている
  • これからは競合ではなく、「読者」と「あなた自身」に集中しよう

競合の動向を気にするのをやめて、あなたの内側にある経験や想い、そして目の前にいる読者の悩みに、すべてのエネルギーを注いでみてください。

そこから生まれるコンテンツは、きっと誰にも真似できない、あなただけの輝きを放つはずです。そして、その輝きを必要としている読者は、必ずどこかにいます。

自信を持って、あなたの言葉を世界に届けていきましょう。

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