【ブログのターゲット設定完全ガイド】誰を救うかを決める重要性

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さくちょ

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ブログを始めると、多くの人が一度は耳にする「ターゲット設定」という言葉。

  • 「読まれるブログを作るにはターゲット設定が重要だ!」
  • 「ターゲットを明確にしましょう!」

そんなアドバイスを目にするたび、「なるほど…」とは思うものの、いざ自分で設定しようとすると、

  • 「そもそもターゲットって、何をどこまで決めればいいの?」
  • 「ペルソナとは何が違うんだっけ…?」

と、手が止まってしまうことはありませんか?

僕も昔は、このターゲットとペルソナの違いがごっちゃになってしまい、ずいぶん頭を悩ませた経験があります。

でも、この違いとそれぞれの役割を正しく理解すれば、あなたのブログが「誰に何を届けるべきか」が明確になり、発信する情報に一本の太い軸が通るようになります。

今回は、ブログ戦略の土台となる「ターゲット設定」について、その本質とペルソナとの違いを丁寧に解説していきますね。

ターゲット設定とは「誰を救うか」決めること

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まず結論からお伝えすると、ブログにおけるターゲット設定とは、「誰の悩みを解決するのか、この"誰"の部分を大まかに定めること」と理解してください。

ブログやコンテンツ作りは、よく「悩みを抱えた人を、理想の未来へ導く旅」に例えられます。

あなたのブログは、この図の真ん中に位置する「船」や「乗り物」のようなもの。

ターゲット設定とは、この船に「どんなお客さまに乗ってもらうのか」を決める、いわば航路の計画そのものなんです。

「誰でもいいから乗ってください!」では、船の目的地が定まらず、結局誰一人として満足させられないまま漂流してしまいますよね。

だからこそ、最初に「どんな悩みを抱えた人たちを、どこへ連れて行きたいのか」という大まかな方向性を決めることが、めちゃくちゃ重要になるわけです。

意外と混同しがちな「ターゲット」と「ペルソナ」の違い

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ターゲット設定の話をすると、必ずと言っていいほど登場するのが「ペルソナ」という言葉です。この2つ、似ているようで役割がまったく異なります。

オンラインで情報発信をする上では、この違いを意識的に使い分けることが大切。ここではっきりと整理しておきましょう。

ターゲットは「読者のグループ」

ターゲットとは、あなたが想定する読者の「集団」や「グループ」のことです。

ある程度、共通の属性や悩みを持った人たちのかたまりをイメージしてください。

例えば、

  • ブログで収益化を目指す40代男性会社員
  • 子育ての合間に在宅ワークを始めたい30代のママ
  • 仕事と育児の両立に悩む30代のワーキングマザー

といった具合に、少し広めの範囲で捉えるのがターゲットです。

まずはこのターゲット設定から始めて、「僕は、この人たちの悩みを解決するんだ」という大まかな旗印を掲げるのが第一歩です。

ペルソナは「たった一人の読者像」

一方、ペルソナとは、そのターゲットという集団の中から、たった一人を抜き出して、その人物像を詳細にイメージしたものを指します。

いわば、あなたのブログを読んでくれる「超・常連さん」のプロフィール作りです。

例えば、先ほどの「仕事と育児の両立に悩む30代のワーキングマザー」というターゲットから、次のようなペルソナを設定します。

  • 名前: 佐藤みきさん(仮名)
  • 年齢: 32歳
  • 職業: 医療事務(正社員)
  • 家族: 夫、2歳の息子
  • 居住地: 〇〇駅(都心まで電車で40分)
  • 悩み: 以下を想定
    • 育児と家事に追われて自分の時間がない
    • 仕事のキャリアも諦めたくない
    • でも、体力的に限界を感じている
    • SNSで見るキラキラしたママ友に劣等感を抱きがち…

どうでしょうか?

ターゲットよりも、はるかに人物像が具体的になり、「この人が本当に知りたい情報って何だろう?」と考えやすくなったと思いませんか?

ターゲットがブログ全体の方向性を決める「羅針盤(抽象)」だとすれば、ペルソナは一つひとつの記事を書くときに語りかける「目の前の相手(具体)」です。

なぜ最初にターゲットを決めるべきなのか?

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「ペルソナの方が具体的で分かりやすいなら、最初からペルソナだけ設定すればいいのでは?」と思うかもしれませんね。

しかし、僕はまずターゲットという大きな枠組みから決めることを強くオススメします。

なぜなら、いきなり詳細なペルソナを設定しようとすると、「こんな人、本当にいるのかな…?」という想像の沼にハマってしまい、かえって筆が進まなくなるケースが少なくないからです。

それよりも、まずは「僕は、子育てと仕事の両立に悩むママたちの力になりたい!」というように、自分が情熱を注げる読者グループ(ターゲット)を定める。

その旗印さえしっかりしていれば、発信する情報に一貫性が生まれます。

コンセプトがブレていなければ、たとえ記事ごとに少しペルソナのニュアンスが変わったとしても、ブログ全体として「誰のための場所か」が明確になり、自然と同じ悩みを持つ読者が集まってきてくれるのです。

まとめ

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今回は、ブログ戦略の要である「ターゲット設定」について、その本質とペルソナとの違いを解説しました。

  • ターゲット設定とは?
    • 「誰の悩みを解決するのか」という"誰"の部分を大まかに定めること
    • 読者の「集団(グループ)」をイメージする
  • ターゲットとペルソナの違い
    • ターゲット: ブログ全体の方向性を決める羅針盤(抽象)
    • ペルソナ: 記事を書くときに語りかける特定の一人(具体)
  • なぜターゲット設定が重要か?
    • ブログのコンセプトに一貫性を持たせ、「誰のためのブログか」を明確にするため。

ターゲット設定は、決して読者を「ふるいにかける」作業ではありません。むしろ、「あなたのためのブログです」という愛情のこもったメッセージを、本当に届けたい相手にまっすぐ届けるための準備だと考えてください。

まずは難しく考えすぎず、「あなたは、誰を救いたいですか?」という問いから、ご自身のブログのターゲットを考えてみてはいかがでしょうか。

この土台が固まれば、あなたの発信する言葉は、きっと誰かの心を動かす力を持つはずです。

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