コンセプト×AIで成功する実践ガイド(初心者向け完全版)


さくちょ
ブログのジャンルとターゲットはなんとなく決まった。
でも、肝心の「どんな切り口で、誰に何を届けるのか」というコンセプトが、どうしてもしっくりこない…。
あなたも今、そんな悩みを抱えて、手が止まってしまっているのではないでしょうか?
コンセプトはブログの骨格になる部分なので、しっかり考えたい気持ちはすごくよく分かります。
でも、「完璧なコンセプトを決めないと次へ進めない…」というプレッシャーが、かえってあなたの行動を重く縛り付けてしまうことも少なくありません。
実は、この「コンセプトが決められない問題」をサクッと解決するとっておきの方法があります。
それが、生成AIを相談相手に見立てて「壁打ち」するというやり方です。
この記事では、僕が実際にやっている、生成AIと音声入力を活用したコンセプト作成の具体的な手順を、デモンストレーションを交えながら詳しく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、「なんだ、もっと気楽に考えていいんだ」と、あなたの肩の荷がフッと軽くなっているはずですよ。
コンセプト作りで悩むなら「AIとの壁打ち」が最強

一人でうんうん唸っていても、なかなか良いアイデアは浮かんでこないもの。
そんな時、誰かに相談するだけで、思考が整理されて解決の糸口が見つかることってありますよね。
生成AIは、まさにその「相談相手」として最高のパートナーになってくれます。
なぜなら、AIは24時間365日、文句ひとつ言わずにあなたの話を聞いてくれるし、人間関係のしがらみもないので、忖度なしの客観的な意見をくれるからです。
プロンプトにこだわらず「本音」で相談しよう
「AIに相談するって言っても、気の利いたプロンプト(指示文)なんて書けないし…」
そう思うかもしれません。でも、安心してください。
コンセプトの壁打ちに関して言えば、プロンプトなんか極端に言うとどうでもいいんですよ。
大切なのは、小難しいプロンプトを考えることではありません。そうではなく、あなたが今、本当に悩んでいることを、ザックバランにそのまま話してみることです。
例えば、こんな感じでOKです。
「こんにちは。ブログのコンセプトで悩んでます。ジャンルは『副業の選び方』で、ターゲットは20代後半の会社員です。昔の自分みたいな人を助けたくて。副業で稼いで、会社に縛られない自由な生き方を手に入れてほしいんだけど、どんなコンセプトがいいかな?10個くらいアイデアくれない?」
どうですか?これならできそうじゃないですか?
変に格好つけず、本音で向き合うこと。それがAIとの壁打ちを成功させる一番の秘訣です。
音声入力で思考を止めずに壁打ちする
キーボードでタイピングしていると、どうしても思考が途切れてしまいがち。
そこでおすすめなのが、音声入力です。
MacやWindowsに標準で備わっている音声入力機能や、「Voice In」のようなブラウザ拡張機能を使えば、まるで友人に話しかけるように、自然な流れでAIに相談できます。
多少噛んだり、言い間違えたりしても大丈夫。今のAIは非常に賢いので、文脈からあなたの意図をしっかり汲み取ってくれますので。
思考を止めずに、頭に浮かんだ言葉をそのままAIにぶつけていきましょう。
実践!AIを使ってブログコンセプトを量産する手順

では、ここからは具体的なデモンストレーションをお見せします。
今回はChatGPTを使いますが、ClaudeやGeminiなど、他の生成AIでも同じようにできますよ。
ステップ1:現状の悩みをAIに伝える
まずは、先ほど紹介したように、自分の状況や悩みを素直に伝えて、コンセプトの提案を依頼します。
【相談例:コミュニケーションスキル】
ジャンルは「コミュニケーションスキル」です。ターゲットは40代の女性会社員で、ワーキングマザー。中間管理職への昇進も控えているけど、部下との関係や家庭との両立に悩んでいる、という設定です。このターゲットに響くようなブログコンセプトを15個提案してください。
すると、AIはあっという間にたくさんの切り口を提案してくれます。
- 職場の人間関係が驚くほど楽になるコミュニケーションの秘訣
- 家庭と職場の両立をサポート、ストレスフリーな中間管理職のためのスキル
- 部下が自然とついてくる、40代ワーママのための共感型リーダーシップ術 etc...
一人で考えていたら絶対に思いつかないような、多様なアイデアが手に入ります。
ステップ2:AIからの提案を客観的に評価させる
15個も提案されると、今度は「どれを選べばいいか分からない…」という新たな悩みが出てきますよね。
でも、心配いりません。その評価も、AIに手伝ってもらいましょう。
【追加の依頼】
提案ありがとう!すごく参考になります。今提案してくれた15個のコンセプトを、以下の6つの項目で10点満点で採点して、ランキング形式で教えてください。
このように依頼すると、AIはそれぞれのコンセプトを客観的な指標で点数化し、ランキングまで作成してくれます。
僕ら人間は、どうしても自分の好みや思い込みで判断しがちですが、AIに一度客観的なフィルターを通してもらうことで、よりフラットな視点でコンセプトを比較検討できるようになります。
ステップ3:上位候補から「仮決め」する
ランキングが出たら、上位3つくらいに絞って、それぞれのコンセプトについて「なぜこの評価になったのか、具体的な総評を教えて」とさらに深掘りしてみましょう。
AIからの総評を参考にしつつ、最終的には「とりあえずこれで行く!」とそのぐらいの軽い気持ちで決めてしまってOKです。
大切なのは、100点満点のコンセプトをここで作ることではありません。
80点でもいいから、まずは一つに決めて前に進むこと。そのための判断材料として、AIを賢く利用するのです。
コンセプトは「育てる」もの。後から変えても大丈夫

「でも、一度決めたコンセプトを後から変えるのはダメなんじゃ…?」
そんな不安を感じるかもしれませんが、まったく問題ありません。
むしろ、ブログを運営していく中で、コンセプトはどんどん変化・進化させていくべきものだと僕は考えています。
なぜなら、ブログを運営するあなた自身が、記事を書き、学びを深める中で、日々成長していくからです。
一本一本の記事(具体)を一生懸命書くことはもちろん大切。でも、それらの記事を束ねるブログ全体のコンセプト(抽象)がブレていると、読者には何も伝わりません。
だからこそ、まずは「仮のコンセプト」を決めて走り出す。
そして、記事を書きながら読者の反応を見たり、自分自身の考えの変化を感じ取ったりしながら、自分の成長とともにブログも成長させていく。
この「具体と抽象の往復運動」こそが、読者に長く愛されるブログを作る上で、めちゃくちゃ重要。だから、どうか完璧を求めすぎないでください。
今のあなたが「これなら書けそう」と思えるコンセプトを、まずは一つ選んでみましょう。
まとめ

今回は、ブログのコンセプト作りで悩んだ時に、生成AIと音声入力を活用して「壁打ち」する方法を解説しました。
- コンセプトで悩んだら、AIを相談役に「壁打ち」しよう
- プロンプトにこだわらず、音声入力で本音の悩みをぶつけよう
- AIに提案・評価させて、客観的な視点で選択肢を絞り込もう
- コンセプトは後から変更可能。「とりあえず」で決めて前に進むことが何より大切
僕らはついつい、何かを始める前に完璧な計画を立てようとしてしまいがちです。でも、そのせいで行動できなくなってしまっては本末転倒ですよね。
大丈夫、コンセプトはいつでも見直せます。
まずはこの記事を参考に、あなたの良き相談相手であるAIに、気軽に話しかけてみてください。
きっと、あなたが進むべき道筋が、スッと見えてくるはずですよ。