1次・2次・3次情報の使い分けとは?Google評価される黄金比を解説


さくちょ
ブログを書いていると、たくさんの情報に触れますよね。
他の人の記事を参考にしたり、公的なデータを引用したり、SNSで見かけた口コミを参考にしたり…。
でも、その情報って本当にあなたの記事に入れても大丈夫なものでしょうか?
- 「集めた情報を並べてみたら薄っぺらい記事になった…」
- 「この記事、他のサイトに書いてあることと何が違うんだろう?」
そんな風に感じた経験、一度はあるかもしれません。
実は、記事にどんな情報を使うかには明確なルールがあります。
このルールを知らないままだと、読者から信頼されないだけでなく、Googleからの評価も上がらず、せっかく書いた記事が誰にも読まれない…なんてことにもなりかねません。
そこで今回は、記事の品質を決定づける「情報の種類」について、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、どの情報を、どのくらい、どのように使えばいいのかが明確になり、あなたのブログの信頼性と独自性をグッと高めることができますよ。
情報の信頼性を決める3つの階層

まず大前提として、僕らが扱う情報は、信頼性の高さによって3つの階層に分けられると理解してください。
それが「1次情報」「2次情報」「3次情報」です。

なんだか難しそうな言葉が出てきましたが、大丈夫です。一つひとつはとてもシンプル。
この区別ができるようになるだけで、あなたの書く記事の質は劇的に変わります。
1次情報:あなただけの「体験」という最強の武器
1次情報とは、一言でいうと「あなた自身が直接体験して得た、オリジナルの情報」のことです。
これは、他の誰にも真似できない、あなただけの資産になります。
- 自分で購入して使った商品のレビュー
- 自分で訪れた場所やお店のレポート
- 独自のアンケート調査の結果
- 試行錯誤の末にたどり着いたノウハウや手順
- 体験を通して感じたあなたの価値観や意見
これらはすべて、あなたしか語れない貴重な1次情報です。
Googleが何よりも「独自性」を重視する今、この1次情報の割合こそが、ブログの品質を左右する鍵となります。
2次情報:信頼性を補強する「客観的な根拠」
2次情報とは、「信頼できる第三者が発信した、引用元が明確な情報」を指します。
自分の意見(1次情報)を補強するための、客観的なデータとして活用するのが主な使い方です。
- 専門家や公的機関が発表したデータ
- 発信元が明記されているニュース記事
- 信頼できるリサーチ会社の調査結果
- 特定の企業や専門家のブログ記事からの引用
これらは、あなたの主張に説得力を持たせるために非常に役立ちます。
ただし、必ず「誰が、どこで言っていたのか」という引用元を明記するのが絶対のルールです。
3次情報:絶対NG!記事の価値を破壊する「デマ」
そして最後が3次情報。
これは「発信元が不明で、根拠のない情報」のことで、いわゆる「デマ」と言い換えてもいいかもしれません。
- 誰が書いたか分からない口コミサイトのレビュー
- 匿名のSNSアカウントの曖昧な投稿
- 「〜らしいよ」といった噂話や憶測
- 出典が書かれていない統計データ
こうした情報は、一見もっともらしく見えても、その信憑性はゼロです。
このような情報を記事に入れてしまうと、記事全体の信頼性が失われ、読者からの信用を失うだけでなく、Googleからの評価も大きく下がってしまいます。
3次情報は、あなたのブログに一切入れてはいけません。
これだけは固く誓ってください。
Googleに評価される情報配分の黄金比

では、これらの情報を具体的にどのくらいの割合で記事に盛り込めばいいのでしょうか。
理想的な構成は、シンプルです。
1次情報 > 2次情報 >>> 3次情報 (0%)
どんな記事タイプであっても、主役は必ず「1次情報」です。
そして、その主張を補強するために「2次情報」を適切に使い、信頼性を担保する。
このバランスが非常に重要になります。

例えば、商品レビュー記事を書くなら、
「僕が実際に使ってみて、こんな点が最高だった!(1次情報)」
という熱量を伝えた上で⋯
「公式サイトによると、この部分には〇〇という新技術が使われているそうです(2次情報)」
と添えることで、読者は「なるほど、だから使い心地が良かったのか」と深く納得してくれますよね。
逆に、2次情報ばかりの記事はどうでしょうか。
公式サイトや他のレビューサイトの情報をまとめただけの記事は、どこかで読んだことのある「既視感」が出てしまいます。
読者が知りたいのは、スペックの羅列ではなく、「あなたが使ってどうだったのか」という生の声なんです。
これって、コンテンツ作り全般に言えること。
僕らがセールスコピーをお手本にするときも、型にハマったありきたりな文章ではなく、「この表現は斬新だ!」と思える切り口や、心を動かす言い回しに注目します。
それと同じで、情報も「あなただけの切り口(=1次情報)」がなければ、読者の心には響きません。
あなただけの「1次情報」を増やす具体策

「そうは言っても、自分だけが語れる情報なんてそんなにないよ…」
と感じるかもしれませんね。
でも、難しく考える必要はありません。1次情報を生み出す方法は、意外とシンプルです。
1. 実際に商品やサービスを体験する
気になる商品があれば、まずは自分で使ってみる。これが王道にして最強です。
2. 独自の写真や動画を撮影する
商品の写真、サービスの利用風景など、自分で撮ったビジュアルは強力な1次情報です。フリー素材にはない「生っぽさ」が信頼に繋がります。
3. 個人的な見解・価値観を表明する
「他の人はAが良いと言ってるけど、僕はBの理由でCの方が好きだ」というように、あなた自身の意見をハッキリと述べましょう。
4. 体験から得たノウハウを整理する
あなたが試行錯誤した過程や、失敗から学んだこと自体が、読者にとって非常に価値のあるオリジナルコンテンツになります。
ただ体験を羅列するだけでなく、「その体験から何を学び、読者に何を伝えたいのか」までを言語化することで、情報はあなただけの「1次情報」へと昇華されるのです。
まとめ

今回は、ブログの品質を左右する「1次情報・2次情報・3次情報」という3つの情報の階層について解説しました。
- 1次情報(あなたの体験): 記事の主役。最優先で盛り込む
- 2次情報(信頼できる引用): 主張を補強する客観的データとして活用
- 3次情報(根拠のない噂): 絶対に使わない
このルールを守るだけで、あなたの記事は「どこにでもある情報のまとめ」から脱却し、「あなたにしか書けない価値あるコンテンツ」へと生まれ変わります。
まずはご自身の記事を見返してみてください。
- 「この情報、引用元はどこだっけ?」
- 「これって、自分の言葉で語れてるかな?」
そんな視点でチェックするだけでも、大きな発見があるはずです。
読者からもGoogleからも愛される、信頼性の高いブログを目指して、情報との向き合い方から見直していきましょう。