あなたのサイトの被リンクって本当に価値がある?権威性の見分け方

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さくちょ

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被リンク対策において「数より質が重要」という言葉は、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

多くのサイト運営者がこの「質」の重要性を理解しつつも、「じゃあ、具体的にどんなサイトからの被リンクが『質が高い』と言えるの?」という疑問にぶつかります。

感覚的に「有名なサイトからリンクされたら良さそう」とは分かっていても、その価値を客観的に判断する基準は曖昧になりがちですよね。

そこで今回は、被リンクの質を見極める上で非常に重要な「権威性」という概念について深掘りします。

この記事を読めば、なぜ権威性のあるサイトからの被リンクが価値を持つのか、その理由を客観的な事実とともに理解できます。少し面白い角度からの解説も交えていくので、ぜひ最後までお付き合いください。

権威性のあるサイトとは「信頼できるサイト」のこと

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まず大前提として、SEOにおける「権威性のあるサイト」とは何なのか。

これは難しく考える必要はありません。

権威性のあるサイトとは、すなわち「信頼できるサイト」というふうにご理解ください。

Googleは「信頼できる情報源が推奨しているサイトは、同様に信頼性が高い」と判断します。

つまり、社会的に信頼されているサイトからリンクをもらうことで、あなたのサイトの評価も引き上げられる、というカラクリです。

具体例:どんなサイトが権威性ありと見なされる?

では、具体的にどのようなサイトが「権威性=信頼できるサイト」として評価されるのでしょうか。

代表的なものとしては、以下のようなサイトが挙げられます。

  • 政府機関のサイト:ドメインが .go.jp
  • 大学・教育機関のサイト:ドメインが .ac.jp
  • 大手ニュースサイト:朝日新聞、日経新聞など
  • Wikipedia:中立的で信頼性の高い情報源と見なされている
  • 特定業界で権威のある法人サイト:医療なら厚生労働省、法律なら弁護士会など
  • 企業の公式サイト:特に業界内で知名度の高い大企業や有名ブランド

こうしたサイトからリンクをもらうことができれば、それは「大きな価値になりますよ」と言えるわけです。

中古ドメイン市場が証明する「権威性」の客観的な価値

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「権威性が大事なのは分かったけど、それって本当なの?」

そう思う方もいるかもしれません。

そこで今回は、僕が思いついたおもしろい解説方法で、その価値を客観的に証明してみたいと思います。

参考にするのは、中古ドメインの販売市場です。

念のためにお伝えしておくと、僕は中古ドメインを使ったSEO手法を全く推奨していません。

あくまで今回は、被リンクの価値を測るための「モノサシ」として、この市場を覗いてみる、というスタンスです。

なぜ中古ドメインの話をするのか?

中古ドメインの販売サイトでは、ドメインが過去にどんなサイトから被リンクを受けていたかという情報が公開されており、それが価格を左右する重要な要素になっています。

つまり、被リンクの「質」が「値段」という非常に分かりやすい形で可視化されているのです。

これほど客観的なデータはなかなかありません。

実際に見てわかる「価値の高い被リンク」

とある中古ドメイン販売サイトを見てみると、ドメインの価格とともに、そのドメインが受けている被リンク元の一部が表示されています。

例えば、あるドメインには「公式サイトからリンクあり」や「Wikipediaからリンクあり」といったラベルが付いています。そして、そうしたラベルが付いたドメインは、他のドメインよりも高値で取引される傾向にあるのです。

引用:中古ドメイン販売屋さん(https://www.topshelfequestrian.com/

  • 政府機関・教育機関・Wikipediaからリンクを受けているドメイン → 高値で取引される
  • 無関係な個人ブログやスパムサイトからのリンクが多いドメイン → 価値が低い、またはマイナス評価

このように、被リンクの価値はSEOの専門家たちの間だけでなく、ドメインを売買する市場においても客観的な評価基準として確立されています。

この事実こそ、権威性のあるサイトからの被リンクがいかに重要かを示す、何よりの証拠と言えるでしょう。

権威性サイトからの被リンクを獲得するには?

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ここまで読んで、「よし、政府機関からリンクをもらおう!」と思っても、現実的にはかなり難しいですよね。

正直に言って、個人ブログや中小企業のサイトが、こうした権威性サイトから直接リンクをもらうのは至難の業です。

しかし、戦略的に取り組むことで、その可能性をゼロからイチにすることはできます。

もし獲得のチャンスがあるのなら、積極的に狙っていく価値は間違いなくあります。

専門性の高い一次情報を提供する

権威性のあるサイトは、常に信頼できる「引用元」を探しています。

例えば、以下のようなコンテンツは、彼らにとって引用価値が高まります。

  • 公的データ(例:厚生労働省の統計)や学術論文を基にした、独自の分析記事
  • 特定の業界動向に関する、詳細なレポートや調査結果

あなたのサイトが「信頼できる情報源」として認知されれば、専門メディアや関連機関のサイトから参照される可能性が生まれます。

Wikipediaの参考資料になるようなコンテンツを作る

Wikipediaは誰でも編集できますが、情報の信頼性を担保するために、必ず「出典」や「参考資料」を明記するルールがあります。

もし、あなたのサイトに、特定のトピックについて非常に網羅的で、客観的な事実に基づいた質の高い記事があれば、Wikipediaの編集者がそれを参考資料として採用してくれるかもしれません。

直接自分でリンクを貼ることは規約違反ですが、編集者が「引用したい」と思えるほどの価値あるコンテンツを作ることが、間接的なリンク獲得に繋がるのです。

ニュース性のある情報を発信する

新しいサービスや独自の調査データを発表する際に、プレスリリースを配信するのも有効な手段ですね。

その情報にニュースとしての価値があれば、大手ニュースサイトや業界メディアに取り上げられ、結果として権威あるサイトからの被リンク獲得に繋がります。

また、SNSで大きな話題(バズ)を生んだコンテンツが、ニュースサイトで紹介されるケースも少なくありません。

まとめ

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今回は、被リンクにおける「権威性」の重要性と、その価値を客観的に証明する方法について解説しました。

  • 権威性のあるサイトとは「信頼できるサイト」のことで、政府機関や教育機関、大手メディアなどが該当する
  • その価値は中古ドメイン市場の価格設定でも証明されており、客観的な評価基準となっている
  • 個人での獲得は難しいが、専門性の高い記事やニュース性のある情報発信を通じて、獲得のチャンスは作れる

結局のところ、権威性のあるサイトからリンクをもらうための最も確実な方法は、「あなたのサイト自身が、信頼に足る価値ある情報を提供すること」に尽きます。

裏ワザ的な手法に頼るのではなく、読者にとって、そして他のサイト運営者にとって「このサイトを参考にしたい!この記事を引用したい!」と思われるような、質の高いコンテンツ作りを地道に続けること。

それが、価値ある被リンクを集めるための、一番の近道です。

まずはあなたのサイトが、友人に自信を持ってすすめられるようなコンテンツを発信できているか、その点から見直してみてはいかがでしょうか。

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