【業界の闇】Kindle出版の裏側を暴露! 初心者が知らないベストセラーの不都合な真実


さくちょ
Kindle出版に興味を持つと、「誰でも簡単に出版できる」「印税生活も夢じゃない」といった魅力的な言葉が目に入りますよね。
僕自身もこれまで10冊のKindle本を出版してきましたが、その経験を積む中で、ある一つの結論にたどり着きました。
結論から言うと、Kindle出版は、初心者が気軽に手を出して成功できるほど甘い世界ではありません。
- 「Kindleで収益を増やしたい」
- 「リストを獲得してビジネスに繋げたい」
そうした期待とは裏腹に、Kindle出版は元々影響力や専門性を持つ「強者の戦略」だと、僕は本音で思っています。
この記事では、なぜ僕がそう考えるのか、そしてまことしやかに語られる「ベストセラー」の裏側にある不都合な真実について、僕の経験から得たリアルな視点でお話ししていきます。
Kindleベストセラーの価値を疑え!その裏にある不都合な真実

Kindleストアで輝かしく表示される「ベストセラー」の称号。
これを見ると「多くの人に支持されたすごい本なんだな」と感じますよね。
しかし、その裏側を知ると、見え方が180度変わってしまうかもしれません。
グレーを通り越してブラックな「ベストセラー製造法」
実は、Kindleのベストセラーは、意図的に「作る」ことができてしまいます。
僕が聞いた驚愕の手法は、Kindle出版の代行業者が行うもの。
なんと、スマホを50〜60台用意して大量のAmazonアカウントを作成し、出版直後に無料キャンペーンや99円セールで一斉に購入するというのです。
Amazonのランキングシステムは、短期間でのダウンロード(購入)数に大きく影響されるため、この手法を使えば、強制的にランキング上位に表示させ、ベストセラーの称号を獲得できてしまいます。
「よく考えたな」とある意味感心しますが、これはグレーというよりかなりブラックな話です。
なぜ品質の低い本が生まれてしまうのか
こうした不正な手法が横行すると、当然ながら中身の伴わない、質の低い本でもベストセラーになれてしまいます。
僕らが本屋さんで本を探すときのことを想像してみてください。
もし、平積みにされている本がどれも内容の薄いものばかりだったら、「時間のムダだった…」と憤りを感じますよね。
それと同じで、質の低い本がKindleストアに溢れることは、読者の時間を奪うだけでなく、「Kindleというプラットフォーム全体の信頼性」を損なう行為に他なりません。
僕ら個人作家は、Amazonという巨大な本屋さんの棚を借りて「出版させてもらっている」立場。
その自覚を持ち、読者満足度の高い、良質なコンテンツを提供することが大前提だと僕は考えています。
なぜKindle出版は初心者におすすめできないのか?

ベストセラーの裏側を知った今、「じゃあ、真面目にやればいいんでしょ?」と思うかもしれません。
しかし、僕がKindle出版を「強者の戦略」と呼ぶのには、もっと本質的な理由があります。
そもそも「本」は究極のコンテンツである
ブログやSNSなど、個人が手軽に情報発信できるツールはたくさんあります。
その中でも「書籍」は、僕が考える上で一番最強の、究極のコンテンツです。
なぜなら、商業出版の世界では、出版社が何百万というコストをかけ、編集者、デザイナー、校正者など多くのプロが関わって一冊の本を作り上げています。
Kindle出版は、そんなプロたちがひしめく市場に、個人が参入していく行為なのです。
それを「誰でも簡単」と言ってしまうのは、あまりにも現実が見えていないと言わざるを得ません。
成功できるのはごく一部の「天才」だけ
「でも、Kindle出版で成功している人もいるじゃないか」という意見もあるでしょう。
それは、スポーツの世界に似ています。
「あなたは100メートルを10秒で走れますか?」と聞かれて、ほとんどの人は「走れない」と答えますよね。
でも、世界にはごく一部、オリンピック選手のような1%の天才がいて、実際に10秒で走っています。
Kindle出版もこれと同じで、ごく一部の才能やセンスがある人が成功しているのを見て、「自分もできるはずだ」と考えるのは早計かもしれません。
本当にKindle出版で成功できる人の3つの条件

では、絶望的な話ばかりなのかというと、そうではありません。
Kindle出版を「強者の戦略」として正しく活用し、成功を掴める人も確かに存在します。
ここでは、その条件を3つに絞って解説します。
① 既に権威性や専門性を持っている「強者」
最も重要な条件は、出版する前から、ある分野での権威性や専門性、実績を持っていることです。
例えば、長年活躍されている経営者や、特定の分野で有名な専門家。
こうした「強者」が書籍を出すと、その本が名刺代わりとなり、元々持っている権威性をさらに高めるための強力なブランディングツールになります。
これはKindle出版の正しい使い方であり、僕も「めちゃくちゃ正解だな」と思っています。
初心者がKindleで権威性を「作ろう」とするのではなく、既にある権威性を「証明・強化」するために使うのが本筋です。
② 目的が「収益」や「リスト獲得」ではない
「Kindleで稼ぎたい」「読者リストを集めたい」という目的で始めると、現実とのギャップに苦しむことになります。
そうではなく、「自分の知識や経験、価値観を一つの作品として形に残したい」という純粋な動機で取り組む。
このスタンスが非常に重要です。
収益は、あくまで質の高いコンテンツを世に送り出した「結果」としてついてくるもの。
目的と結果を履き間違えないことが、健全な出版活動に繋がります。
③ 語るべき「1次情報」を持っている
僕ら個人作家が商業出版と差別化できる最大の武器は「1次情報」です。
- 自分で体験したこと
- 自分で感じたことや考えたこと
- 自分の価値観や信念、主張
コンプライアンスや世間体を気にする商業出版では書けないような、あなたの生々しい体験談や尖った意見こそが、読者にとっての価値になります。
どこかで見たような情報をまとめただけの本ではなく、あなたにしか書けないコンテンツがあるかどうかが、成功の分かれ道となるでしょう。
まとめ

今回は、Kindle出版の裏側と、僕が考える「強者の戦略」としての本質について、かなり本音で語らせていただきました。
おさらいすると、Kindle出版で本当に成功できるのは、次のような条件を満たした人です。
- 既に権威性や専門性を持つ「強者」である
- 目的が収益ではなく「作品作り」にある
- 語るべき独自の「1次情報」を持っている
ベストセラーという言葉に惑わされず、スマホを何十台も使うようなズルに手を染めることなく、正々堂々と自分のコンテンツで勝負する。
そして何より、読者にとって価値のある、質の高い本を届ける。
Kindle出版は決して楽な道ではありませんが、自分の知識や経験が詰まった「究極のコンテンツ」を世に送り出すことは、何にも代えがたい喜びがあります。
もしあなたがこれらの条件を満たしているなら、ぜひ挑戦してみてください。
その挑戦は、きっとあなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。