【SEOの本質】Googleに"ただ乗り"するな! 指名検索こそが最強の戦略である理由


さくちょ
ブログのアクセスを伸ばすために、多くの人がSEO対策に時間と労力を注いでいますよね。
- 「どのキーワードを選べばいいんだろう?」
- 「Googleのアップデートで順位が落ちたらどうしよう…」
そんなふうに、Googleの顔色を伺いながら一喜一憂する毎日に、少し疲れてしまっている方も多いのではないでしょうか。
僕自身ももちろん、これまでSEOについて試行錯誤を続けてきました。
しかし最近、あるSEOコンサルタントの方のブログで、僕の考えを根底から見直させられる、衝撃的な一文に出会ったんです。
その言葉を知ってから、これまでモヤモヤしていたものが一気に晴れ、SEOで本当に目指すべきゴールが明確になりました。
今回の記事では、小手先のテクニック論ではない、SEOの「超」本質的な話をします。
この記事を読めば、あなたがGoogleのアップデートに振り回されることなく、長期的に安定した集客を実現するための、確かなコンパスを手に入れられるはずです。
Googleの本音「SEOサイトは"ただ乗り"である」

僕が衝撃を受けた、そのSEOコンサルタントの方の言葉。
それは、「検索サービスは広告ビジネスである」という見出しから始まる一節でした。
言われてみれば当たり前かもしれませんが、僕はこの視点がすっぽり抜け落ちていたことに気づき、ハッとさせられたんです。
Googleの収益の8割は広告から
ご存知の方も多いと思いますが、Googleの売上の約8割は広告収入で成り立っています。

つまり、Googleは「検索エンジン」という無料サービスを提供することで多くのユーザーを集め、そのユーザーに対して広告を見せることで莫大な利益を得ている企業なのです。
このビジネスモデルを前提に、Googleの立場で考えてみましょう。
彼らにとって最も大切なのは、ユーザーが満足し、Google検索を使い続けてくれることです。
ユーザーがいなくなれば、広告主もいなくなり、ビジネスが成り立たなくなってしまいますからね。
だからこそ、Googleは「ユーザーに焦点を絞れば、他のものは皆後からついてくる」という理念を掲げ、検索結果の質を高めることに全力を注いでいるわけです。
SEOサイトは「ありがたくない存在」?
ここからが本題です。
そのコンサルタントの方は、Googleのこのビジネスモデルを踏まえた上で、SEOだけで集客しようとするサイトを「ただ乗り」と表現していました。
つまり、Googleからすれば、
「うちは広告費で成り立っているのに、広告費を1円も払わず、うちのプラットフォームを利用してタダで集客し続けているサイト」
は「正直あまり好ましい存在ではない」という仮説です。
もちろん、ユーザーにとって有益なコンテンツは歓迎されます。
しかし、Googleの意図を無視して、ただアルゴリズムの穴を突くようなテクニックだけで上位表示を目指すサイトは、「ただ乗り」と見なされ、排除の対象になってもおかしくない。
この視点を持つと、なぜGoogleが頻繁にアップデートを行い、小手先のSEOテクニックを無力化しようとするのか、その理由が痛いほどよくわかりますよね。
SEOの最終ゴールは「指名検索」一択である理由

では、「ただ乗り」と見なされず、Googleと良好な関係を築きながら長期的に生き残るにはどうすればいいのでしょうか。
その答えこそが、僕が口を酸っぱくして言い続けている「指名検索」です。
SEOの最終形態は、ビッグキーワードで1位を取ることではありません。
あなた自身の名前や、あなたのブログ名で検索してもらうこと(指名検索)に集約されます。
なぜ「指名検索」が最強なのか
指名検索が増えるということは、あなたが単なる「Webサイト運営者」ではなく、「信頼できる情報発信者」としてブランド認知された証拠です。
そうなると、次のような圧倒的なメリットが生まれます。
- Googleアップデートの影響を受けにくい
- SEOに依存せず、安定したアクセスが確保できる
- 検索結果で上位表示されやすい
アルゴリズムの変更でキーワード順位が落ちても、「あの人の情報が見たい」と直接検索してくれるファンがいれば、アクセスがゼロになることはありません。
事実、僕のブログも最近はコンテンツの更新頻度が落ちて、いくつかのキーワードで順位は下がっています。
しかし、ありがたいことに「さくちょ」という指名検索でブログを訪れてくれる方が非常に増えているんです。

毎日Googleサーチコンソールを見ていても、キーワード経由のアクセスはじわじわ減る一方で、指名検索の数は着実に伸びています。
これは、僕がブログ以外にもKindleやUdemy、noteなどで継続的に発信してきた結果、僕という存在を認知してくれる方が増えたからに他なりません。
これこそが、プラットフォーム依存から脱却できる、唯一にして最強の戦略なのです。
今すぐ始めるべき「指名される」ための戦略

「指名検索が重要なのはわかった。でも、具体的にどうすればいいの?」
そう思いますよね。
ここからは、「ただ乗り」から卒業し、あなたというブランドを確立するための具体的な戦略をお伝えします。
SEOの小手先テクニックから卒業する
まずやるべきことは、これまで囚われていた小手先のSEOテクニックへの依存から抜け出すことです。
- ムダ:キーワードをとにかく詰め込む
- ムダ:文字数だけを意識して中身のない文章を書く
- ムダ:被リンク獲得のためだけに時間を費やす
こうしたテクニックが、全くの無意味とは言いません。
しかし、それらはあくまで補助的なもの。
Googleの本質を考えれば、そこにリソースを割きすぎるのは得策ではありません。
それよりも、「読者の悩みを解決する、質の高いコンテンツを作る」という、誰もが知っているけれど最も重要なことに集中しましょう。
GoogleのAIは驚くほど進化しており、記事の文脈全体を理解して、本当にユーザーのためになる記事を評価するようになっています。
テクニック論ではなく、常に「読者」と「Googleの理念」に立ち返ることが、遠回りのようで一番の近道です。
あなたという「ブランド」を複数の場所で育てる
ブログだけで頑張る時代は、正直もう終わっています。
指名検索を増やすには、ブログという一つの点だけでなく、複数のプラットフォームを繋いで「面」であなたの存在を知らせていく必要があります。
僕自身も、以下のような媒体で発信を続けています。
- ブログ: 思考を体系的にまとめる場所
- Kindle: 専門知識を凝縮した書籍
- Udemy: 動画で分かりやすく教える講座
- note / SNS: 日々の気づきやリアルタイムな情報発信
重要なのは、それぞれのプラットフォームで一貫した価値観や専門性を発信し続けることです。
「このテーマなら、さくちょに聞けば何かヒントがあるかも」
そう思ってもらうための活動全てが、ブランディングであり、未来の指名検索に繋がっていきます。
あなたが発信できることは何ですか?
ブログで書いた内容を、SNSで切り口を変えて発信したり、YouTubeで詳しく解説したり…できることはたくさんあるはずです。
まとめ

今回は、小手先のテクニック論ではない、SEOの超本質的な話をしました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。
- Googleは広告ビジネスであり、SEO依存サイトを「ただ乗り」と見なす可能性がある
- この本質を理解すれば、小手先のテクニックが無力化されるのは当然の流れ
- 真のゴールはキーワード1位ではなく、「あなた」というブランドを確立し「指名検索」を増やすこと
- そのためには、SEO以外の場でも一貫した価値提供を続け、ファンを作ることが不可欠。
かつてのSEOは裏技を知る人が勝つゲームでしたが、今は「ユーザーのために、正しい努力を積み重ねた人が評価される世界」に変わっています。
Googleのビジネスモデルを理解し、その上で「ただ乗り」ではない、真の価値提供者を目指す。
この視点を持つだけで、あなたのブログ運営や情報発信は、間違いなく次のステージへと進むはずです。