その80万円、本当に価値ある投資? 僕が振り込む直前まで悩んだこと


さくちょ
高額な教材やコンサルティングの案内を見て、
「これを学べば、きっと成長できるはず…」
と心惹かれながらも、
- 「でも、本当にこの金額に見合う価値があるのだろうか?」
- 「もし期待外れだったらどうしよう…」
そんな不安から、一歩を踏み出せずにいる。
あなたも、そんな経験はありませんか?
興味のない作業を毎日繰り返すのは、苦痛ですよね。
- 今の状況から抜け出すために学びたい⋯!
- でも、大切なお金を失うリスクは怖い⋯
その気持ち、痛いほどよく分かります。
じつは、この記事を書いてる数日前、僕自身が銀行振込で80万円を一括で支払ってきたところでした。
今回は、僕が感じた緊張感や、高額な自己投資を決断するまでに考え抜いたこと、そしてそのプロセスから得た学びを、このフレッシュな気持ちのまま、あなたにお伝えしたいと思います。
80万円を振り込むまでのリアルな葛藤

今回僕が申し込んだのは、1年間の個別コンサルティングです。
これまで僕が発信してきたブログやマーケティングとは、まったく別の新しい分野への挑戦になります。
その決断に至るまでには、正直、いくつかの葛藤がありました。
期待と違った「組織化された仕組み」の壁
学びたいと思ったきっかけは、あるYouTubeチャンネルでした。
その人の発想や考え方に強く惹かれ、「この人から直接学びたい!」と感じて公式LINEに登録し、無料セミナーに参加したんです。
でも、いざ個別面談に進んでみると、対応してくれたのは、ご本人ではなく認定講師って語る知らない人でした。
「あれ?」って思ったんですよね。
もちろん、ビジネスを拡大していく上で、仕組み化や組織化は欠かせません。
トップに立つ人間としては、自分がいなくても回る仕組みを作るのは正しい戦略です。
でも、学ぶ側の僕からすると、「あなたから学びたい!」という熱い気持ちがあっただけに、やっぱり少し残念な気持ちになってしまいました。
僕がビジネスで最も大切にしている「読者との信頼関係」や「熱量」の部分で、少しギャップを感じてしまったのです。
信頼を取り戻した「本音」のコミュニケーション
このままモヤモヤした気持ちで、高額な投資をするわけにはいかない。
僕は、正直に自分の気持ちを伝えることにしました。
なぜ、ご本人から直接学べないのか。
組織化された販売方法に、少しがっかりしてしまったこと。
感情的になるのではなく、あくまで「僕はこう感じた」という事実を淡々と伝えました。
すると、担当者の方は僕の気持ちを真摯に受け止め、率直な言葉で返してくれました。
そのやり取りを通じて、僕が抱いていた疑問や不安は、少しずつ解消されていったのです。
最終的には、僕が腑に落ちる回答をいただけたので、
「分かりました。それなら信じて学んでみます」
と、決断することができました。
不安や疑問を正直に伝える大切さ。そして、どんな状況でも、誠実な対話は信頼を生む。
それを改めて実感した出来事です。
セールスの裏側から「仕組み」を学ぶ視点

今回の経験は、単に「80万円のコンサルを買う」という話だけでは終わりません。
セールスを受ける側として、その販売プロセスを客観的に観察することで、非常に多くの学びがありました。
これは、自分のビジネスにも応用できる、貴重な視点だと感じています。
無料情報と有料情報の境界線
世の中には、無料で有益な情報がたくさん溢れています。
今回のYouTubeチャンネルもそうでした。
- What(何が問題か)
- Why(なぜそれが問題か)
この2つについては、無料のコンテンツで十分に解説されています。
しかし、本当に価値があるのは、その先にある、
- How(具体的にどう解決するのか)
という部分です。
この「How」こそが、高額な商品としてマネタイズされるコアな情報なんですね。
自分が情報発信をするときも、どこまでを無料で提供し、どこからを有料にするのか。
その線引きを考える上で、非常に参考になりました。
「仕組み化」と「信頼」のトレードオフ
先ほどもお話ししたように、仕組み化はビジネスをスケールさせる上で強力な武器です。
僕自身も、ブログやメルマガを使って、コンテンツ販売を自動化する仕組みを構築してきました。
しかし、効率を追求しすぎると、今回僕が感じたように、顧客との信頼関係が希薄になるリスクもはらんでいます。
俗人性が失われ、熱量が伝わりにくくなるのですね。
仕組み化による効率性と、個人が持つ信頼性。
この2つのバランスをどう取るかは、これからのビジネスにおいて、非常に重要なテーマになると確信しています。
僕自身も、この課題と向き合い続けていきたいです。
成長を加速させるための自己投資マインド

「80万円は高すぎる…」
そう感じる人もいるかもしれません。
もちろん、僕にとっても決して安い金額ではありません。
でも、僕はこう考えています。
これは、未来の自分への投資であり、何より「時間を買う」ための投資なのだと。
お金で「時間」と「経験」を買うという発想
自分でゼロから時間をかけて調べれば、いつかは分かることかもしれません。
でも、その分野の専門家から一気に学んだ方が、圧倒的に早く、そして深く理解できることがたくさんあります。
その「時間短縮」と「専門家の経験」に対して、僕はお金を払っているのです。
時間を切り売りする働き方から抜け出し、ストック型の資産を築く。
そうして生まれた時間を、さらに自分の成長や、新しい挑戦に投資していく。
この感覚を持てるかどうかで、人生の進むスピードは確実に変わります。
手元にある未来のための資金を、ただ銀行に眠らせておくのは、非常にもったいない。
コンフォートゾーンを抜け出す一歩
⋯とはいえ、高額な投資には不安がつきものです。
- 今のままでも、まあ、なんとかなる。
- わざわざリスクを取らなくても良いかもしれない。
多くの人が、この「コンフォートゾーン」からけ出すことに躊躇してしまいます。
でも成長とは、この居心地の良い場所から一歩踏み出すことでしか、生まれないものだと僕は信じています。
その一歩を踏み出す勇気がないとき、背中を押してくれるのが「自己投資」です。
お金を払ったという事実が、「やらなければ」という良い意味での強制力を生み、自分を前向きにさせてくれる。
これって結局は、マインドの問題なんです。
まとめ

今回、僕が80万円という大金を支払って学んだことは、コンサルの内容そのものだけではありません。
- 期待と現実のギャップを感じたときの対処法
- セールスプロセスからビジネスモデルを学ぶ視点
- 「仕組み化」と「信頼」の絶妙なバランス感覚
- 「時間をお金で買う」という自己投資の本質
これらすべてが、僕にとっては80万円以上の価値がある「勉強代」だったと感じています。
もちろん、無理な借金をしてまで自己投資をすることはお勧めしません。
でも、もしあなたが未来のために使える資金を持っていて、今の自分を変えたいと本気で願うなら、勇気を出して一歩踏み出してみてほしい。
この80万円の投資が、僕の未来にどんな変化をもたらしてくれるのか。
それはまだ分かりません。
でも、この決断をしたことで、僕の未来がまた少し、面白い方向に動き出した確かな感覚がありますよ。