【結論】使ってない商品の紹介はOK! レビューとの違いと正しい書き方


さくちょ
アフィリエイトで収益を目指す中で、「この商品、使ったことはないけど紹介したいな…」と感じた経験はありませんか?
実は先日、僕が制作しているUdemy講座の受講生にアンケートを取ったところ、驚くほど多くの方から同じような質問をいただきました。
- 「買ったことのない商品をレビュー記事にしちゃダメですか?」
- 「もし紹介する方法があるなら、教えてほしいです」
多くの方が、使ったことのない商品の紹介について、その是非や倫理的な線引きに悩んでいることがわかりました。
あなたも、もしかしたら同じように「買ったフリをするのは気が引けるけど、紹介しないと収益にならないし…」と、頭を抱えているかもしれません。
結論から言うと、使ったことのない商品を紹介すること自体は、何の問題もありません。
ただし、そこには絶対に守るべき重要なルールがあります。
それは「紹介」と「レビュー」を明確に区別すること。
この記事では、読者の信頼を失わずにアフィリエイト活動を行うための、正しい考え方と具体的な方法を解説していきます。
「紹介」と「レビュー」は全くの別物です

まず、僕らが大前提として理解しておくべきことがあります。
それは、商品を「紹介する」ことと「レビューする」ことは、まったくの別物だということです。
ここを混同してしまうと、読者の信頼を失うだけでなく、誰の心にも響かない自己満足な記事になってしまいます。
「紹介」とは何か?
「紹介」とは、ある商品やサービスの存在を読者に知らせ、選択肢の一つとして提示することです。
例えば、僕のブログは子育てブログではありませんが、もし子育て中のパパママに向けて「赤ちゃんのミルク作りの時短方法」という記事を書くとします。
その中で、「電子レンジを使えば70度のお湯を簡単に作れますよ」というノウハウを解説したうえで、
「ただ、毎回お湯を沸かして冷ますのが面倒…と感じる方もいますよね。そういう場合は、ウォーターサーバーを導入するのも一つの手ですよね」
といった流れで、ウォーターサーバーを紹介するのは、読者にとって非常に有益な情報提供になります。
僕の家にウォーターサーバーがなくても、この紹介の仕方は「あり」ですよね。
ASPに登録されている商品であれば、僕らアフィリエイターは誰でも「紹介する権利」を持っています。
使ったことがあるかどうかは関係なく、読者の課題解決につながる選択肢として提示することは、何ら問題ありません。
「レビュー」とは何か?
一方、「レビュー」は全く異なります。
レビューとは、「商品やサービスを実際に利用した人の、リアルな使用感や評価」のことです。
読者がレビュー記事を読むのはなぜでしょうか?
それは、公式サイトのきれいな言葉やスペック表だけではわからない、「実際に使ったらどうなのか?」という一次情報、つまりあなたの「体験」を知りたいからです。
- 「本当にこのシャンプー、泡立ちは良いの?」
- 「このツール、操作は直感的?それとも難しい?」
- 「思っていたのと違った点はなかった?」
こうした疑問や不安に応えるのが、レビュー記事の役割であり、価値の源泉です。
使ったことがある人の言葉だからこそ、読者は「なるほど」と耳を傾け、購入の判断材料にしてくれるのです。
なぜ「買ったフリ」のエアレビューはダメなのか?

「紹介はOKで、レビューはNGなのはわかった。でも、少し使ったフリをしてレビューっぽく書いた方が、売れるんじゃないの?」
そう考える気持ちもわかります。
しかし、僕はその考えにはっきりと「NO」と言いたいです。
なぜなら、エアレビューには2つの致命的な欠陥があるからです。
理由1:読者に100%見抜かれるから
今の時代の読者は、情報リテラシーが非常に高いです。
たくさんの情報に触れているからこそ、「本当に使った人の言葉」と「そうでない人の言葉」を簡単に見抜きます。
たとえChatGPTのような高性能なAIにレビュー記事を書かせたとしても、細かなニュアンスやリアルな感情の動きまでは再現できません。
「あ、こいつ使ってないな」
そう思われた瞬間、あなたの記事はもちろん、ブログ全体の信頼性がゼロになります。
プロのコピーライターでもない限り、体験していないことをリアルに語るのは不可能。
これは絶対だと僕は思っています。
理由2:モラルに反する「嘘」だから
そもそも、使っていないのに「使ってみた感想は〜」と語るのは、読者に対する「嘘」です。
僕らはボランティアで記事を書いているわけではないので、収益を目指す姿勢は大切です。
しかし、それは読者への価値提供という土台の上にあってこそ。
嘘をついてまで商品をおすすめするのは、セールス臭が強く、読者のためを思う「ユーザーありきの思考」とはかけ離れています。
長期的にブログを運営し、読者と良好な関係を築きたいのであれば、正直であることが何よりも重要です。
読者の信頼を得る「正しい紹介記事」の書き方

では、使ったことのない商品を、どうすれば読者の信頼を損なわずに紹介できるのでしょうか。
僕が推奨するのは、「リサーチ型の比較記事」というアプローチです。
手順1:読者の視点で比較ポイントを洗い出す
まずは、読者が何を知りたいのか、どんな基準で商品を比べたいのかを徹底的に考えます。
- 価格
- 機能・スペック
- 口コミ・評判
- サポート体制
など、客観的な情報を複数の商品で横並びに比較するのです。
手順2:徹底的なリサーチと情報整理
公式サイト、SNSの口コミ、第三者のレビューサイトなど、あらゆる情報源から客観的なデータを集めます。
そして、その情報を表などを使ってわかりやすく整理します。
この「商品を吟味して選ぶまでの過程」そのものが、読者にとっては非常に価値のあるコンテンツになります。
手順3:自分の意見を添えて正直に提示する
情報を整理した上で、「もし自分がこの条件で選ぶなら、この商品を選ぶだろうな。なぜなら〜」という形で、あなた自身の見解を加えます。
大切なのは、「私は使っていませんが、リサーチした結果こう考えます」というスタンスを隠さないこと。
あなたのリサーチプロセスを開示することで、記事の透明性と信頼性はむしろ高まります。
「買ったフリ」をするのではなく、「買う前のリサーチ体験」を共有する。
このスタンスこそが、読者から評価される正しい紹介記事の書き方です。
まとめ

今回は、多くの方が悩む「使ったことのない商品の紹介」について、その考え方と具体的な方法を解説しました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。
- 「紹介」と「レビュー」は全くの別物。紹介はOK、体験のないレビューはNG。
- 「買ったフリ」は読者に見抜かれ、信頼を失うだけなので絶対にやめる。
- 使っていない商品は、正直にその旨を伝え、徹底的なリサーチと比較で価値を提供する。
アフィリエイトで成果を出すために、小手先のテクニックに走りたくなる気持ちはわかります。
しかし、最終的に読者の心を動かし、長期的に評価されるのは、あなたの「正直さ」と「ユーザーありきの思考」です。
自分の体験やストーリーを語れる商品は、自信を持ってレビュー記事にする。
体験がない商品は、読者の代わりに徹底的にリサーチして、誠実に紹介記事を作る。
この線引きをしっかり守ることで、あなたは読者から信頼されるアフィリエイターとして、一歩先に進めるはずです。