【実話】韓国語を教えられなかった先生が、友人の人生を最高に変えた話


さくちょ
コンテンツ販売や自分のスキルを教えるサービスを始めようと思ったとき、「ちゃんと結果を出させてあげられるかな…」と不安に感じること、ありませんか?
- 「自分より実績のある人がいるのに、お金をもらっていいんだろうか」
- 「もし結果が出なかったら、クレームになるんじゃないか…」
その気持ち、めちゃくちゃ分かります。
僕も常にそういうプレッシャーを感じながら活動していますからね。
でも、もし仮に、あなたが提供する価値が「相手を100%成功させること」だけではないとしたら、少し気持ちが楽になりませんか?
今回は、僕の友人に起きた「本来の目的は達成できなかったけど、人生が激変するほどの価値を得た話」をシェアしたいと思います。
この話を知れば、あなたも自信を持って情報発信の一歩を踏み出せるはずです。
友人が韓国語学校を「顔」で選んだ話

僕の高校時代の友人、トミーの話です。
彼は大学卒業後、誰もが知る大手企業に就職したのですが、入社2年目にして、突然「3ヶ月後に韓国の工場へ転勤」を命じられました。
韓国に興味があったわけでもなく、もちろん韓国語なんて一言も話せない。
地元に帰ってきたときに一緒に飲みながら「マジでどうしよう…」と頭を抱えていたのを覚えています。
とにかく、急いで韓国語を学ばないといけない。
そこで二人でスマホを片手に、韓国語の語学学校を探し始めました。
いろんなスクールのサイトを見ていると、先生の一覧ページがあったんです。
そこに、すごく綺麗な韓国人の先生がいて。
僕は冗談半分で「いっそ、先生の顔で選んだら?可愛い先生から教わる方がやる気出るんじゃない?」と言ってみました。
すると、最初は真面目に学習効果を気にしていたトミーも、「確かに…。どうせ学ぶなら可愛い人から学びたい!」と、まさかの方向転換(笑)。
こうして彼は、スキルや実績ではなく、「この先生から教わりたい」という直感で語学学校を決めたのです。
結果は最悪?でも、人生最高の価値を得た友人

それから数ヶ月、トミーは転勤直前までその語学学校に通い続けました。
そして、いよいよ韓国へ旅立つ日がやってきます。
果たして彼の韓国語スキルはどうなったのか…?
韓国語はまったく上達しなかった⋯
韓国へ渡る日が近づいて見送りに行った日のこと、彼に聞きました。
「韓国語、喋れるようになった?」
すると、彼はこう言ったんです。
「いや、全然喋れない。マジでどうしようって思ってる」
なんと、あれだけ語学学校に通ったにもかかわらず、彼の韓国語はほとんど上達していませんでした。
語学学校の「結果」だけを見れば、これは完全に失敗と言えるでしょう。
でも、話はここで終わりません。
なんと、先生と恋に落ちて結婚へ!
そんな彼ですが、その隣には、なんと語学学校で教えてくれていたあの綺麗な先生がいたのです。
そう、彼は韓国語の習得こそできませんでしたが、先生と恋に落ち、付き合うことになっていたんですね。
本来の目的とは違うところで、彼はものすごく満足していました。
そして数年後ー
日本に一時帰国した彼に会うと、隣には奥さんになった元・先生と、二人の子どもがいました。
ちなみに、彼の韓国語は相変わらずあまり上達しておらず、義理の両親(もちろん韓国語しか話せない)とのコミュニケーションには今も苦労しているそうです(笑)。
「結果」以外の価値が人生を変えた
トミーは、韓国語を学ぶという「結果」は手に入れられませんでした。
しかし、その学校に通ったことで、生涯のパートナーと出会い、家族を持つという、人生を大きく変えるターニングポイントを掴んだわけです。
韓国語を習得するという具体的な目的は達成できなかったけれど、彼にとっては人生に計り知れないインパクトを与える価値を得られた。
僕は友人を見て、そう強く感じました。
この話は、コンテンツやサービスにおける「価値」とは何かを、僕らに教えてくれます。
あなたのコンテンツにも「結果」以外の価値がある

この話を通じて僕が伝えたいのは、「何に価値を感じるかは、人それぞれ」だということです。
あなたが自分のコンテンツやサービスを提供する際、「完璧な結果」を約束することに気負いすぎる必要はありません。
何に価値を感じるかは人それぞれ
例えば、僕よりもブログで圧倒的な実績があり、教えるのが上手いAさんがいたとします。
客観的なスキルで言えば、誰もがAさんから学ぶべきかもしれません。
でも、世の中には「さくちょの発信が好きだから」「さくちょと話しながら学ぶのが楽しそうだから」という理由で、僕を選んでくれる人もいるかもしれない。
これは自惚れではなく、実績やスキルといった「機能的な価値」以外にも、人は価値を感じるということです。
あなたの人柄や、発信する言葉の言い回し、醸し出す雰囲気に惹かれる人が必ずいます。
「学ぶプロセス」そのものに価値がある
トミーが「可愛い先生から学びたい」と思ったように、「あなたから学ぶプロセスが楽しい」と感じてくれる人もいます。
もちろん、結果を出すための努力は絶対に必要です。
でも、それと同じくらい、そのプロセス自体に価値を見出してくれる人もいることを忘れないでください。
- 「結果は出せなかったけど、あなたと話せて楽しかった」
- 「目標は未達だったけど、学ぶ中で新しい発見がたくさんあった」
こうした声も、立派な価値提供の証です。
完璧な結果を保証できなくても、「あなたと一緒に成長していく」というスタンスで価値を提供することだって、立派な選択肢の一つなんですよ。
まとめ

今回は、僕の友人トミーの実話をもとに、「感じる価値は人それぞれ」というテーマでお話ししました。
- 友人トミーは、韓国語習得という結果は得られなかった
- しかし、先生との出会いと結婚という、人生を変える価値を得た
- 何に価値を感じるかは人それぞれで、必ずしも「結果」だけではない
- あなたの人柄や、共に学ぶ「プロセス」そのものにも価値がある
「結果を出さなければ価値がない」という思い込みは、情報発信をためらわせる大きな壁になります。
かつての僕がそうだったように、完璧を求めるあまり、何も発信できなくなってしまうのは本当にもったいない。
友人トミーの話は少し極端な例かもしれませんが、これは僕らコンテンツ提供者が忘れてはならない本質だと思っています。
あなたのスキルや実績に自信がなくても大丈夫。
あなたという存在や、あなたが提供する「楽しい学びのプロセス」に価値を感じてくれる人は必ずいます。
まずはその価値を信じて、小さな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。