【遠回りが近道】僕が「人的資産」より「スキル蓄積」を選んだ本質的な理由


さくちょ
「成功するには、多くの人と繋がり、仲間と協力し合うことが大切だ」
ビジネスや副業の世界では、まるで常識のように語られていますよね。
SNSで仲間同士で投稿をシェアし合ったり、交流会に積極的に参加したり…。
もちろん、それが得意な人にとっては素晴らしい戦略だと思います。
でも、中には「正直、そういうのって少し苦手かも…」と感じている人もいるのではないでしょうか。
僕もその一人で、周りのやり方についていけない自分に、どこか孤独感や焦りを感じていました。
もしあなたが同じような気持ちを抱えているなら、少しだけ安心してください。
成功への道は決して一つではありません。
今回は、僕がたどり着いた「2つの成功パターン」について、僕自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。
この記事を読めば、あなたに本当に合った成長の仕方を見つけるヒントが得られるはずです。
成功へのアプローチは2パターンある

僕はいろんな人を見てきたり、自分自身の経験を振り返ったりする中で、成功へのアプローチには大きく分けて2つのパターンがあることに気づきました。
それは、「多くの人から支援をもらう」パターンと「自分でスキルや知識を身につける」パターンです。
多くの人から支援をもらう「人的資産活用型」
一つ目は、周りの人々との関係性を活かして目標を達成していくスタイルです。
彼らはコミュニケーション能力が高く、自然と人を惹きつける魅力を持っています。
その結果、先輩から有益な情報をもらったり、仲間と一緒に大きなプロジェクトを動かしたりできる。
これは「人的資産」を上手に活用する戦略ですね。
短期的に大きな成果を出しやすいのも、このパターンの特徴かもしれませんね。
自分でスキルを身につける「スキル蓄積型」
そしてもう一つが、僕が選んだ道でもあるんですが、一人でコツコツとスキルや知識を蓄積していくスタイルです。
派手さはないかもしれません。
時にはすごく非効率に見えることもあるでしょう。
でも、時間をかけて身につけた知識やスキルは、誰にも奪われることのない、自分だけの確固たる資産になります。
どちらが良い・悪いという話ではまったくありません。
大切なのは、どちらが自分の性格や価値観に合っているか、なんですよね。
なぜ僕は「スキル蓄積型」の道を選んだのか?

僕がなぜ後者の「スキル蓄積型」を選んだのか。
それは、過去の経験の中で感じた、ある種の「違和感」がきっかけでした。
大学時代に感じた「蓄積される資産の違い」
僕の大学時代に、テスト期間になるとすごく要領のいい友人がいました。
彼は生徒会や研究会に所属していて、先輩たちとの繋がりが強い。
だから、テスト前になると歴代の先輩たちが残してくれた「過去問データ」や「完璧なノート」を簡単に入手できたんです。
その結果、彼はわずか1時間ほどの勉強で90点以上の高得点を叩き出す。
一方で僕は、家や図書館にこもって何日もガリガリ勉強して、ようやく同じくらいの点数を取る…みたいな状況でした。
周りから見れば、「なんでそんな非効率なことしてるの?」って感じですよね。
でも、僕はこの時にふと思ったんです。
短期的な点数は同じでも、僕たちが蓄積している資産は全然別物なんじゃないか、と。
彼は「人的資産」を使って効率よく結果を出し、僕は「知識そのもの」を自分の頭に蓄積している。
この違いが、後々のビジネスでの考え方にも大きく影響することになりました。
ビジネスで感じた「やらされ感」への違和感
副業を始めてからも、似たような状況に遭遇しました。
特にSNSの世界では、「仲間同士で商品を拡散し合って売上を伸ばそう」という文化が根強くありますよね。
もちろん、これも効果的な戦略の一つです。
でも僕には、その「やらざるを得ないような空気感」がどうしても馴染めなかったんです。
自分の考え方に合わない人とでも、ビジネスのために繋がらなければいけない…。
それがすごく苦手なタイプでして。
このやり方で自分の収益を伸ばしていくのは、僕のスタイルには合わないな、と判断しました。
少し遠回りに見えても、自分が納得できる知識やスキルをコツコツと身につけて、その価値で勝負したい。
そう強く思うようになったんです。
あなたに合った成功パターンの見つけ方

では、あなた自身はどちらのパターンが合っているのでしょうか。
もし迷っているなら、次の3つの視点で考えてみてください。
どちらが「正しいか」ではなく「合うか」で選ぶ
まず大前提として、この記事で紹介した2つのパターンに優劣はありません。
どちらも正解です。
大切なのは、世間一般の「正しさ」に自分を合わせるのではなく、「自分はどちらのやり方なら心地よく続けられるか?」という視点です。
人と協力するのが好きで得意なら「人的資産活用型」を。
一人で黙々と探求するのが好きなら「スキル蓄積型」を。
まずは自分の素直な気持ちを認めてあげましょう。
短期的な成果を急ぎすぎていないか?
「早く成功したい」という気持ちは、誰にでもあると思います。
でも、その気持ちが強すぎると、どうしても短期的に結果が出やすい「人的資産活用型」に目が行きがちです。
それが自分に合っていれば問題ないのですが、もし無理をしているなら、一度立ち止まってみてください。
僕は、成功はしたいけど、その成功自体をものすごく急いでいるわけではありません。
むしろ、本質的なスキルを身につけるプロセスそのものを楽しみたい、という気持ちがあります。
長期的な視点に立ったとき、自分はどんな資産を築いていきたいのか。
それを考えてみるのも一つの手です。
「具体」と「抽象」を行き来して考える
これは僕がサラリーマン時代に叩き込まれた考え方なんですが、「具体と抽象の往復運動」を意識することも大切です。
「いいねを増やす」「フォロワーと交流する」といった具体的な行動だけに目を向けていると、視野が狭くなりがちです。
一度、抽象度を上げて、「自分はどんな価値を提供したいのか?」「どんな人間関係を築きたいのか?」という、より大きなコンセプトから考えてみる。
そうすると、目先のテクニックに振り回されずに、自分にとって本当に大切な道筋が見えてくるはずです。
まとめ

今回は、成功に至る2つのアプローチ、「人的資産活用型」と「スキル蓄積型」についてお話ししました。
- 人的資産活用型: 人との繋がりを活かし、効率的に成果を出すスタイル
- スキル蓄積型: 一人でコツコツ知識やスキルを蓄積し、長期的な資産を築くスタイル
どちらの道を選ぶかは、あなたの価値観次第です。
周りの声や「こうあるべき」という常識に惑わされず、自分が心から納得できる方法を選んでみてください。
僕自身は「スキル蓄積型」を選びましたが、それは僕にとって心地よい道だったから、というだけの話です。
非効率に見えるかもしれませんが、着実に自分の足で歩んでいる感覚が、僕にとっては大きなモチベーションになっています。
あなたにとっての「成功」とは何か。
そして、そこに至るどんな道のりを楽しみたいか。
この記事が、あなただけの答えを見つけるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。