【ネタ切れ知らず】情報発信のテーマは日常にあり。 過去の自分を救うコンテンツの作り方


さくちょ
「情報発信を始めてみたいけど、自分には人に語れるような専門知識も、特別な経験もないしなぁ…」
もしあなたが今、このように感じて立ち止まっているのであれば、少しだけ僕の話を聞いてください。
かつての僕も、あなたとまったく同じように考えていました。「情報発信」と聞くと、どうしても輝かしい実績や、誰もがうらやむようなスキルが必要だと思い込んでいたんです。
でも、ある考え方にシフトしてからは、世界がガラッと変わって見えました。
実は、情報発信のネタって、僕らの日常にゴロゴロ転がっているんですよね。
特に、過去にあなたが悩んだこと、必死になって乗り越えたトラブルこそが、誰かの心を動かし、深く感謝される「最高のコンテンツ」に生まれ変わるんです。
この記事では、特別なスキルがなくても、あなたの体験そのものを価値あるコンテンツに変える具体的な思考法とテーマ設定術について、僕自身の失敗談も交えながらお話ししていきます。
読み終える頃には、きっと「生きているだけで丸儲けじゃん!」と思えるようになっているはずです。
情報発信は「生きているだけで丸儲け」

情報発信者にとって、日常で起こるトラブルやちょっとした困りごとは、すべてがコンテンツの源泉になります。
「うわ、最悪だ…」と感じる出来事ほど、「ネタができて最高だな」と捉え直す。
このマインドセットを持つだけで、あなたの毎日は宝の山に変わります。
僕が体験した「美味しい」トラブル
忘れもしない、年末年始のお休みのことです。
世間がのんびりムードの中、僕の家のインターネットが突然プツリと切れました。
サポートセンターはどこも休み⋯頼れるものもなく、自力で解決するしかありません。
当時は「なんでこのタイミングで…」と頭を抱えましたが、情報発信者としての僕は、心のどこかでこう思っていました。
「この体験談、めちゃくちゃ美味しいな」って。
結局、Yahoo!知恵袋を読み漁ったり、普段なら触らないような機器の設定をいじったりして、なんとか復旧させたのですが…この一連のドタバタ劇が、後々のコンテンツにすべて活かされているんです。
トラブルが起きた時の感情の動き、試したこと、失敗したこと、そして解決に至ったプロセス。
これら全てをメモしておくことで、同じ悩みを持つ人にとって、喉から手が出るほど欲しい一次情報になります。
情報発信をする、と覚悟を決めてからは、どんなトラブルも「美味しいネタ」にしか見えなくなりました。
まさに「生きているだけで丸儲け」状態です。
発信テーマに困ったら「過去の自分」を救おう

「トラブルがネタになるのは分かったけど、やっぱりテーマが見つからない…」
そう感じるなら、ぜひ「過去の自分」をターゲットに情報発信をしてみてください。
これは、情報発信のテーマを見つける上で、最も確実で、かつ価値を生み出しやすい方法だと僕は思っています。
専門知識がなくても価値を提供できる理由
情報発信というと、つい「先生」のように振る舞わなければいけない、と考えがちです。
でも、そんな必要は全くありません。
重要なのは、半歩先を歩く先輩として、過去の自分と同じ悩みを持つ人に寄り添うこと。
- 昔の自分が何に悩み
- どんな情報を探し
- どうやってその問題を乗り越えたのか。
この体験談こそが、あなたにしか書けないオリジナルコンテンツになります。
必ずしも、誰もが知るような専門的な知識や輝かしい実績は必要ないんです。
悩んでいた自分をペルソナに設定する
具体的なやり方はシンプルです。
過去に困っていた時の自分を、一人の読者(ペルソナ)として具体的に設定します。
そして、その時の自分に向けて手紙を書くように、「こうすれば乗り越えられるよ」という解決策や体験談をまとめてあげるのです。
あなた自身が経験したことだから、言葉には熱がこもるし、リアリティも生まれます。
ありきたりな言葉で語られる情報が溢れる中で、「この人は私のことを分かってくれる」という強い共感が、読者との信頼関係を築くきっかけになるんですよね。
収益化のカギは「悩みの深さ」にある

ただ、どんなテーマでも良いかというと、少しだけ注意点があります。
もしあなたが、情報発信を単なる趣味ではなく、将来的に収益につなげたいと考えているなら、「悩みの深さ」という視点を持つことがめちゃくちゃ重要です。
これ、ちょっと分かりにくいかもしれないので、具体例で説明しますね。
「欲求」と「悩み」は違う
世の中の情報には、大きく分けて2種類あると考えてください。
- 欲求を満たす情報:芸能ゴシップ、トレンド情報など。「知りたいけど、知らなくても困らない」もの
- 悩みを解決する情報:PCのトラブル、子どもの夜泣き対策など。「今すぐ解決しないとマズい」もの。
前者はアクセスを集めやすいかもしれませんが、読者は「へぇ〜」で終わってしまうことが多く、収益には繋がりにくい。
一方で後者は、読者が切実に解決策を求めているため、価値ある情報や商品に対してお金を払うことを厭いません。
お金を払ってでも解決したい問題とは?
例えば、真冬に家の暖房が壊れたとします。
あなたならどうしますか?
「まあ、春まで我慢するか」とは、なかなかなりませんよね。
多少お金がかかっても、専門業者を呼んで「今すぐ」直してもらおうとするはずです。
まさに、これが「悩みが深い」状態。
読者がどうしても動かざるを得ない状況なんです。
僕が先ほどお話ししたインターネットトラブルも同じです。
現代において、ネットが使えないのは死活問題。
だから、多くの人がお金を払ってでも解決したいと考えるわけです。
あなたが発信するテーマが、この「悩みの深い」領域に属しているか。
そして、その悩みを解決するための商品やサービスを紹介できるか。
この視点を持つだけで、あなたの発信活動は、単なる自己満ではなく、ビジネスへと進化していきます。
体験を風化させないためのメモの重要性

ここまで読んで、「よし、自分の過去の体験を棚卸ししてみよう!」と思ってくれたなら、最後に一つだけ覚えておいてほしいことがあります。
それは、体験したら、すぐにメモを取ること。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが提唱した「忘却曲線」という研究結果があります。
これは、一度学習した情報も、時間の経過とともにあっという間に忘れていってしまう、というもの。
せっかくの「美味しい」体験も、時間が経てばその時のリアルな感情や具体的な手順はどんどん薄れていってしまいます。
それはもう、ただの盗用ではなく「参考にする」の範疇を超えた、非常にもったいないことです。
だから、何か心が動いた時、トラブルを乗り越えた時は、その熱が冷めないうちに、スマホのメモ帳でも何でもいいので書き留めておく。
この小さな習慣が、あなたのコンテンツの質を、そして情報発信者としての価値を、何倍にも高めてくれるはずです。
まとめ

今回は、特別なスキルや実績がなくても、日常の体験を価値あるコンテンツに変える思考法についてお話ししました。
- 日常のトラブルは「美味しいネタ」と捉え直す
- テーマに困ったら「過去の自分」を救ってあげる
- 収益化を目指すなら「悩みの深さ」を意識する
- 体験の熱量が冷めないうちに必ずメモを取る
情報発信は、決して一部の特別な人だけのものではありません。
あなたの悩み、あなたの失敗、あなたが乗り越えてきたすべての経験が、他の誰かを救う光になります。
ぜひ今日から、「生きているだけで丸儲け」のマインドで日常を眺めてみてください。
きっと、昨日までとは違う景色が見えてくるはずですよ。