「私にもできますか?」思考の罠。 挑戦できないマインドを破壊する唯一の方法


さくちょ
新しいことに挑戦しようとするとき、ふと頭をよぎる「自分にもできるだろうか…」という不安。
情報発信やコンテンツ販売についてお伝えしていると、読者の方から「さくちょさん、私にもできますか?」というご質問を本当によくいただきます。
アンケートでも、「私にできるとは思えない」「挑戦してみたいけど、自信がなくて…」といった声が後を絶ちません。
その気持ち、痛いほどわかります。
僕も昔はそうでしたし、今でも新しい挑戦の前にはビビりまくっていますから。
ただ、今回は少しだけ本音で、もしかしたらあなたの心にグサーッと刺さるかもしれない話をさせてください。
もしあなたが今、何かに挑戦することをためらっているなら、この記事を読み終える頃には、その悩みが「どうでもいいこと」に思えるようになっているはずです。
「私にもできますか?」その質問に潜む"ワナ"

結論から言うと、「私にもできますか?」と誰かに聞いている時点で、あなたの挑戦はかなり難しいものになってしまいます。
厳しいことを言うようですが、これには明確な理由があるんです。
質問した時点で「できない」を選んでいる
「できるかどうか」を人に尋ねるということは、あなたの心の中に「できないかもしれない」という選択肢がすでにある証拠です。
そして、この「できないかも」という思いこそが、行動にブレーキをかける最大の原因なんですよね。
人は無意識のうちに、自分の考えを肯定するための情報を集めてしまう生き物です。
脳は「できない理由」を探し始める
「自分にはできないかもしれない」と思いながら物事を始めると、僕らの脳みそは、ご主人の期待に応えようと「できない理由」を必死に探し始めます。
- 「やっぱり自分には才能がない」
- 「あの人だからできたんだ」
- 「時間がないし、環境も整っていない」
ほら、心当たりありませんか…?
最初にネガティブな前提を設定してしまうと、脳はご丁寧にその「証明」を完了させてくれる。
これでは、うまくいくものもいかなくなってしまいますよね。
これは、僕がよくお話しする「具体と抽象」の話にもつながります。
「できない」という抽象的な不安に囚われると、「やっぱり無理だ」という具体的な証拠ばかりが目についてしまう。
この負のループから抜け出すことが、挑戦の第一歩なんです。
「関係ない。やる」と決める思考法

では、どうすればこの"ワナ"から抜け出せるのか。
答えはシンプルです。
「できるかどうか」で考えるのをやめて、最初から「やる」と決めてしまうこと。
「関係ない。とにかくやる」
このマインドセットが、あなたの可能性を最大限に引き出してくれます。
人にできて、あなたにできないことはない
メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は、高校時代に書いた目標達成シートに、こんな言葉を記していたそうです。
人間の能力は大きな差はない。違いがあるとすれば、物事に挑戦するとき自分にできると考えるか、自分にはできないと考えるか、そこで大きな差がつく。
つまり、成功を阻むのは能力の差ではなく、「自分には無理だ」という心理的な限界なんですね。
もちろん、僕が今から「Jリーグの選手になります!」と宣言するのは無謀です。
物理的な限界はありますから。
でも、僕らが挑戦しようとしている情報発信やコンテンツ作りにおいて、他の人にできて、あなたにだけできないなんてことは、基本的にはありません。
覚悟が「できる理由」を引き寄せる
「やる」と覚悟を決めてしまえば、脳の働きは180度変わります。
今度は「どうすればできるか?」という問いに切り替わり、脳はそのための情報や方法を自動的に探し始めてくれるんです。
- 「この部分がわからないから、調べてみよう」
- 「あの人のやり方を参考にしてみよう」
- 「まずは小さなことから始めてみよう」
不思議なもので、「やる」と腹を括った瞬間から、今まで見えなかった道や選択肢が次々と現れてきます。
できない理由ではなく、できる方法を探すようになる。
この小さな切り替えが、結果的にとてつもなく大きな差を生むんです。
失敗は「通過点」にすぎない

「そうは言っても、やってみて失敗するのが怖い…」
わかります。
その気持ちも、すごくよくわかります。
でも、断言します。
それは失敗ではありません。
単なる「通過点」です。
僕自身、これまで数え切れないほどの"通過点"を経験してきました。
例えば、インスタグラム。
一時期がんばってみましたが、「これは自分には合わないな」と感じて、きっぱりやめました。
また、今でこそ2年以上毎日配信しているメルマガも、過去には「これ、ちょっとキツイぞ…」と感じて、数ヶ月間止まってしまった時期があります。
傍から見れば、これらは「失敗」や「挫折」に見えるかもしれません。
でも僕にとっては、
- インスタの経験は「自分に合わない選択肢を捨てられた」という学び
- メルマガの休止は「継続するための仕組みを考える」という貴重な機会
でした。
「やる」と覚悟を決めていると、何かうまくいかないことが起きても、「じゃあ次はどうする?」と次の行動や選択肢に意識が向かいます。
それはもはや失敗ではなく、ゴールに向かうための軌道修正であり、貴重なデータ収集なんです。
まとめ

今回は、新しい挑戦を前に足がすくんでしまうあなたへ、少し厳しいけれど本質的なお話をさせていただきました。
- 「私にもできますか?」という質問は、「できない」という選択肢を自分に与えている
- 人間の能力に大差はない。差を生むのは「できる」と信じるかどうかの心理的な違い
- 「関係ない。やる」と最初に決めてしまえば、脳は「できる方法」を探し始める
- 挑戦の過程で起こることは失敗ではなく、ゴールにたどり着くための「通過点」である
「できるかどうか」で悩む時間は、本当にもったいないです。
他の誰かにできたのなら、あなたにもできます。
関係ない。とにかく「やる」。
そう決めた瞬間から、あなたの現実は少しずつ、でも確実に変わり始めます。
僕も今、事業を自動化する仕組みづくりという、自分史上でもビビるほど大変な挑戦の真っ最中です。
正直、わからないことだらけです。
でも、「やる」と決めているので、毎日少しずつ前に進めています。
あなたも一緒に、まずは小さな一歩から踏み出してみませんか?