なぜ、あなたの頑張りは成果に繋がらないのか? 答えは「思考OS」のアップデートにある

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さくちょ

さくちょ

「新しいスキルを学んだり、ビジネス書を読んだりしているのに、なぜか思うように成果が出ない…」

あなたもそんな風に感じたことはありませんか?

僕も以前は、たくさんの本を読み漁っては満足する、典型的な「ノウハウコレクター」でした。

知識は増えるけれど、それが実践で活かせず、空回りする日々…。

一体何が足りないんだろうと、ずっと悩んでいました。

しかし、ある「思考のフレームワーク」を知ってから、僕の学び方と成長スピードは劇的に変わりました。

それは特別な魔法ではなく、人間の脳や認知の仕組みに基づいた、再現性の高い考え方です。

今回は、僕自身が停滞期を抜け出すきっかけとなった、ビジネスで結果を出すために必須の思考フレームワークについて、僕自身の失敗談も交えながらお話ししたいと思います。

あなたの成長を妨げる「メンタルモデル」の正体

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そもそも、なぜ同じ情報に触れても、すんなり吸収できる人と、そうでない人がいるのでしょうか。

そのカギを握るのが「メンタルモデル」という概念です。

これは認知心理学などで使われる言葉ですが、難しく考える必要はありません。

「個人の色眼鏡」と考えると、とても分かりやすいかなと思います

同じものを見ても反応が違う「伊勢エビの事例」

例えば、ここに伊勢エビの写真があります。

  • ある人は「うわー、美味しそう!」と感じるかもしれません
  • でも、甲殻類アレルギーの人は「喉が痒くなりそう…」と不快感を覚えるでしょう
  • 海の生き物が苦手な人は、ただただ「見た目が怖い」と感じるかもしれません

対象は同じ「伊勢エビの写真」なのに、人によって全く異なる認知や感情が生まれる。

これがメンタルモデルの働きです。

この色眼鏡は、僕たちがこれまで生きてきた中で積み重ねてきた経験、育った環境、文化などによって無意識のうちに形成されます。

そして、この「自分だけの色眼鏡」を自覚することが、成長の第一歩になるのです。

僕が「AIへの罪悪感」という色眼鏡を外した話

僕自身のことで言えば、AIを使って200記事のブログを作った時、実は大きな罪悪感に襲われていました。

  • 「僕は1文字も書いてないのに記事が大量生成されている…」
  • 「途中過程がブラックボックス化してて、AIが何やってるのか分からない…」

という事実を目の当たりにし、まるで自分が詐欺師になったような、ネガティブな色眼鏡をかけさせていたんです。

ーでも、ある時ふと気づいたんです。

  • 車を運転する人はエンジンの仕組みを知らなくても運転できる
  • スマホを使う人は半導体の原理を知らなくても使える

これって、技術が進歩する時の当たり前の流れじゃないか、と。

これはまさに、メンタルモデルがポジティブに更新された瞬間でした。

「技術を知らないことは弱み」という古い色眼鏡を外し、「新しい道具を使いこなすことこそ価値」という新しい視点を手に入れたことで、僕のAIとの向き合い方は大きく変わりましたのです。

あなたも、無意識のうちにかけている「全部自分でやらなきゃダメだ…」とか「手を抜いてはいけない…」といった色眼鏡が、新しい時代の可能性を見えなくしているのかもしれません。

ビジネス成功の8割は「守」の徹底で決まる

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自分のメンタルモデルを自覚したら、次に意識すべきなのが「守破離(しゅはり)」という、武道や茶道に古くから伝わる教えです。

  • 守:師の教えを忠実に守り、型を完全に身につける段階
  • 破:師の教えを土台に、自分に合ったより良い型を模索する段階
  • 離:型から離れ、独自の新しい道を切り拓く段階。

この中で、ビジネスの成果を出す上で最も重要なのは、圧倒的に「守」です。

成功の9割はこの「守」を徹底できるかどうかで決まると言っても過言ではない、と僕は考えています。

なぜ「守」が最も重要で、最も難しいのか

「型をそのまま真似するだけでいいなら、ぜんぜん簡単じゃないか」と思うかもしれません。

しかし、ここに大きな罠があります。

「守」は一番簡単かつ重要なのですが、その一方、自分OSのメンタルモデルが一番嫌がるのも「守」でもあるのです。

僕たちは何かを学ぶと、すぐに「もっとこうした方が良いのでは?」とアレンジを加えたくなるんですよね。

それは、先ほど説明した「個人の色眼鏡(メンタルモデル)」が強く反応するからです。

しかし、基本ができていないうちの自己流は、単なる"事故"流にすぎません

まずは成功している人や師の教えを、自分の解釈を挟まずに「そっくりそのまま」実行する。

この「守」の徹底こそが、最短で成果を出すための確実な道筋なのです。

僕が筋トレで「自己流は事故流」を痛感した話

僕も、この「守」を軽んじて大失敗した経験があります。

きっかけは、僕の仕事部屋のドア枠に取り付けた「懸垂バー」でした。

デスクワークでガチガチに凝った肩を何とかしたくて購入したんですが、「ついでにガッチリした背中も手に入れよう!」なんて下心もあって(笑)

でも、ここで大きな問題が。


僕は「懸垂の正しいやり方」をまったく知らなかったんです。

とはいえ、もともと体育会系だったので…


「なんとなくぶら下がって、気合いで上下すればいいでしょ」

と、完全に自己流で懸垂をスタートしました。

最初は3回で限界だったのが、毎日続けるうちに10回×3セットをこなせるまでにレベルUP。


「おぉ!キテるキテる!」と調子に乗っていたんです。

ところが…ある日を境に、右肩に激痛が走るようになりました。


日を追うごとに痛みは悪化し、やがて懸垂で身体をまったく上げられなくなってしまったんです。

後で調べて分かったのですが、僕の懸垂フォームは完全に間違っていました。


正しい「型」を知らずに自己流を続けた結果、肩を痛めてしまった…。

まさに「自己流で事故った」という典型例でしょう。

この経験から僕が痛感したのは、どんな分野でも、まず最初に徹底すべきは基本の「型」を身につけることの重要性です。

これって筋トレに限った話じゃなく、ブログ運営でもAI活用でも、すべてに通じる本質なんですよね。

脳をハックする科学的な学習継続のコツ

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「守」の重要性が分かっても、それを継続するのは簡単ではありません。

三日坊主で終わってしまうのは、意志が弱いからではなく、脳の仕組みに逆らっているからです。

脳は変化を嫌う「コンフォートゾーン」の罠

人間の脳は、基本的に現状維持を好みます。

いつもと同じ状態、つまり「コンフォートゾーン(安全な領域)」に留まろうとする強いバイアスがかかっているのです。

新しいことを学ぼうとすると、脳は「いつもと違うぞ!」と危険を察知して「ピー!危ないですよー!中に戻りましょう!」とアラートを鳴らします。

これが、新しい挑戦をしたときに感じる不安や面倒くささの正体です。

この脳の仕組みを知らずに根性だけで乗り切ろうとすると、必ず挫折します。

大切なのは、脳を騙し騙し、少しずつラーニングゾーンに踏み出していくことです。

忘れる前提で始める「復習中心」の学習法

そのために有効なのが、科学的根拠に基づいた学習法です。

有名な「エビングハウスの忘却曲線」によれば、人は何かを学んでも、1日後には約70%を忘れてしまうそうです。

衝撃的な数字ですよね。

でも、これは裏を返せば「忘れるのが当たり前」だということです。

ならば、一度に10時間詰め込むような無謀な学習(パニックゾーン)ではなく、毎日30分でもいいから繰り返し復習する方が、記憶の定着には圧倒的に効果的です。

僕もこの事実を知ってから、学習計画の立て方を根本的に変えました。

新しいことを学ぶ時間よりも、昨日学んだことを復習する時間を優先する。

忘れることを前提にすれば、覚えられない自分に落ち込むこともなくなります。

知識をスキルに変える「アウトプット」の実践

そして最後に、「勉強イコール練習ではない」ということを肝に銘じてください。

本を読んだり、動画を観たりするのは、あくまでインプット(勉強)です。

それを実際に使えるスキル(練習)にするには、必ずアウトプットが必要になります。

僕がブログに書評を書いているのも、まさにアウトプットの実践でした。

読んだ本の内容を自分の言葉で要約し、体験と結びつけて発信することで、初めて知識が血肉となり、定着していくのを実感しています。

スポーツや楽器と違い、ビジネスには明確な「練習場」がありません。

だからこそ、意識的にアウトプットの場を作ることが、何よりも重要になるのです。

まとめ

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今回は、ビジネスで高速成長するための思考フレームワークについてお話ししました。

  • 自分の「メンタルモデル(色眼鏡)」を自覚し、成長を妨げる思い込みに気づく
  • 自己流を捨て、成功の8割を占める「守」の型を徹底的に真似る
  • 脳の仕組みを理解し、「忘れること」を前提とした復習中心・アウトプット中心の学習を継続する

理論がたくさん出てきましたが、まずは一つ、あなたができることから始めてみてください。

僕からのおすすめは、今あなたが学んでいることの「守」、つまり基本の型を一つだけ見つけ、一週間、アレンジを一切加えずに徹底的に真似てみることです。

その小さな成功体験が、あなたのコンフォートゾーンを少しずつ広げ、やがて大きな成長へと繋がっていくはずです。

僕も、このブログで「学びをアウトプットする」という実践を、これからも続けていきたいと思います。

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