思い出せない読書はもう終わり!AIで本の内容を要約・保存・再利用する「第二の脳」読書術

04 02 01_【解説】読了した電子書籍のハイライトや書籍要約を保存する_articleのアイキャッチ画像
さくちょ

さくちょ

読んだ本の内容を、あなたはどれだけ覚えていますか?

  • 「あの本、すごく良かったはずなのに、何が書いてあったか思い出せない…」
  • 「付箋やマーカーを引いたけど、結局見返すことがない…」

こんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

せっかく時間とお金をかけて読んだ本も、知識として定着しなければ、それはただの「消費」で終わってしまいます。

これって、すごくもったいないことですよね。

もし、読んだ本の内容が自動的に整理され、いつでも引き出せる「あなただけのデジタル資産」になるとしたら⋯どうでしょう?

AIといくつかのツールを組み合わせることで、読書体験を「消費」から「資産構築」へと進化させることができるんです。

この記事では、僕が実践しているKindleの本の知識を効率的に保存し、あなただけの「第二の脳」を構築していくための具体的な4ステップを解説します。

AI時代の新しい読書術、あなたも始めてみませんか?

なぜ、読書知識の「デジタル資産化」が重要なのか?

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具体的なステップに入る前に、少しだけ「なぜ、そこまでする必要があるのか?」という話をさせてください。

僕が常々お伝えしているのは、これからの時代、自分の中に眠っている知識や経験を「デジタル資産」として整理し、AIが理解できる形で保管しておくことが重要になるということです。

これを、僕は「第二の脳」と呼んでいます。

読書で得た知識も、もちろん例外ではありません。

むしろ、著者たちが膨大な時間をかけて体系化した知識の塊である書籍は、あなたの「第二の脳」を豊かにしてくれる、最高の資産の原石です。

しかし、ただ本を読んで頭の中に知識を入れるだけでは、AI時代には不十分。

個々の知識をいつでも取り出せて再利用できる形に整理し、あなたの知識体系に組み込んでいくプロセスが不可欠になります。

要するに、これから紹介する方法は、単なる読書メモの取り方ではありません。

AI時代を生き抜くための、戦略的な知識管理術なんです。

AI時代の読書術|4ステップで知識を資産に変える

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それでは、具体的なステップを見ていきましょう。

やることは、とてもシンプルです。

  1. ステップ1:Kindleで「思考の足跡」を残しながら読む
  2. ステップ2:全ページをスクショして「自分だけの本」を作る
  3. ステップ3:NotebookLMで「書籍の要約」を一瞬で作成
  4. ステップ4:Obsidianに保存し「第二の脳」と統合する

この4つの流れで、書籍の知識をあなたのデジタル資産に変えていきます。

ステップ1:Kindleで「思考の足跡」を残しながら読む

まず大前提として、これからは紙の本ではなく、なるべく電子書籍(Kindle)で読むことを強く推奨します。

なぜなら、Kindleにはデジタル化できるハイライト機能があるからです。

本を読みながら「ここ重要だな」「後で見返したいな」と感じた部分に、どんどんハイライト(マーカー)を引いていきます。

この行為自体が、あなたの思考の足跡になります。

Kindleで付けたハイライトは、自動的に「Kindle Cloud Reader」という場所に保存されていくんですよね。

後からハイライトした部分だけを一覧で確認できるので、非常に効率的です。

ただし、一点だけ注意が。

僕も経験があるのですが、あまりにも夢中になってハイライトを引きすぎると、「ハイライトをつけすぎています」という警告が出てしまうことがあります。

あくまで「本当に重要だ」と感じる部分に絞って、思考の足跡を残していきましょう。

ステップ2:全ページをスクショして「自分だけの本」を作る

次に、読了した本の全ページをスクリーンショットで撮影し、1つのPDFファイルにまとめます。

「え、全ページを手でスクショするの?面倒すぎる…」

そう思いますよね。でも、大丈夫です。

ここでもAIの力を借ります。

僕の場合、AIに「MacでKindleアプリのページを自動でめくりながらスクリーンショットを撮る方法を教えて」と相談して、簡単なスクリプトを作ってもらいました。

プログラミング知識がなくても、コピペで実行するだけなので誰でもできます。

こうして作成したPDFは、まさに「自分だけの本のデータ」になります。

これが後々のステップで、とてつもない価値を発揮するんです。

ステップ3:NotebookLMで「書籍の要約」を一瞬で作成

ステップ2で作成した書籍のPDFデータ。

これをどうするのか?

ここで登場するのが、GoogleのAIツールNotebookLMです。

NotebookLMに先ほどのPDFをアップロードするだけで、AIが書籍全体の文脈を理解してくれます。

そして、

  • 「この本の要約を1000文字で教えて」
  • 「第3章で語られている重要なポイントを3つ教えて」
  • 「著者が最も伝えたかったことは何?」

といった質問を投げかけるだけで、AIが一瞬で精度の高い回答を生成してくれるんです。

NotebookLMは僕らユーザーが与えたリソースを元にAIが答えてくれるツールなので、ハルシネーションを起こすということがありません。

そして、NotebookLMの裏側では優秀なGoogleのAIであるGeminiが動いています。

これにより、本の内容を多角的に、かつ効率的に理解し、要約という形で知識を抽出できます。

ステップ4:Obsidianに保存し「第二の脳」と統合する

最後のステップは「保存」です。

  • Kindleのハイライト
  • NotebookLMが生成した要約
  • (できれば)あなた自身の読書感想や気づき

これらの情報を、僕が「第二の脳」の保管庫として使っているObsidian(オブシディアン)に集約します。

特に重要な本については、自分のブログに読書感想記事を書き、そのリンクも一緒に保存しておくと、さらに知識の定着が深まるでしょう。

そうすることで、読書で得た知識が、他の知識と有機的に結びつき、本当の意味での「デジタル資産」になるのです。

【最重要】著作権だけは絶対に守ってください

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ここまで効率的な方法をお伝えしてきましたが、最後に一つだけ、絶対に守ってほしい、最も重要なことをお伝えします。

それは、著作権の遵守です。

今回紹介した、本のスクリーンショットやAIによる要約は、あくまでも「個人利用」の範囲に留めてくださいね。

  • 要約した内容を、そのまま自分のブログ記事として公開する
  • 作成したPDFを、他人に配布する

こうした行為は、著作権侵害にあたる可能性が非常に高いので、絶対にやめましょう。

あくまで、あなたが学んだ知識を、あなた自身の「第二の脳(メモ帳)」に整理して保存するためのテクニックです。

この一線は、決して越えないようにしてくださいね。

まとめ

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今回は、AI時代の新しい読書術として、Kindleの本の知識を「デジタル資産」として蓄積していくための具体的な4ステップを解説しました。

  1. Kindleでハイライトしながら読む
  2. AIで自動スクショし、PDF化する
  3. NotebookLMで要約を作成する
  4. Obsidianに保存し、知識を統合する

この方法は、単に本の内容を忘れないようにするためのテクニックではありません。

読書で得た知識(具体)を、あなただけの知識体系(抽象)に組み込み、いつでも再利用できる「デジタル資産」へと昇華させるための、AI時代を生き抜くための戦略的な知識管理術です。

最初は少し手間がかかるように感じるかもしれません。

でも、このプロセスを通じて蓄積された知識は、間違いなくあなたの未来を支える、最高の資産になるはずです。

さあ、あなたも「第二の脳」を育てる旅を、始めてみませんか?

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