低価格の有料コンテンツでやりがちなNG行動とは?“全部盛り”のワナに注意

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さくちょ

さくちょ

有料コンテンツを作るとき、「せっかくだから、あれもこれも伝えたい!」と、ついつい情報を詰め込みすぎてしまう…。

そんな経験、ありませんか?

自分の知識や経験をすべて注ぎ込んだ力作は、作り手としては満足度が高いかもしれません。

でも、特にBrainやTipsなどで見られるような低価格帯のコンテンツにおいて、その「全部盛り」が、実は逆効果になってしまうケースが少なくないんです。

  • 「頑張って作ったのに、なぜか読者の反応が薄い…」
  • 「労力をかけたのに、収益が見合わない…」

もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、今回の記事はきっと役に立つはず。

今回は、低価格帯の有料コンテンツで成果を出すために、なぜ「1つのテーマに絞る」ことが極めて重要なのか。

その理由と具体的な実践方法について、詳しく解説していきます。

なぜ低価格コンテンツは「1つのテーマ」に絞るべきなのか?

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結論から言うと、低価格帯のコンテンツにたくさんの情報を詰め込むのは、作り手にとっても、買い手にとっても、あまりメリットがありません。

「え、情報が多い方がお得じゃないの?」と思うかもしれませんが、そこには3つの大きな落とし穴があります。

理由①:労力と価格のバランスが崩壊するから

まず、シンプルな話ですが、低価格帯のコンテンツに膨大な労力をかけてしまうと、あなたの労力と価格が全く見合わなくなります。

例えば、あなたが渾身の力作として、ものすごいボリュームのコンテンツを「500円」で販売したとします。

10個売れても、売上は5,000円。

100個売れても、50,000円にしかなりません。

これ、どうでしょうか…?

あなたが費やした時間と労力を考えると、割に合わないと感じるのではないでしょうか。

もちろん、コンテンツ作りが楽しくて仕方ない!というフェーズなら問題ありません。

でも、ビジネスとして継続的に収益を上げていくことを考えると、この「労力に見合わない」状態は、いずれモチベーションの低下やバーンアウトに繋がり、継続できなくなるという不幸が訪れてしまいます。

持続可能なコンテンツビジネスを築く上で、この労力と価格のバランス感覚は、めちゃくちゃ重要なんです。

理由②:読者の「読み切れない問題」が発生するから

次に、読者側の視点に立ってみましょう。

低価格帯コンテンツの魅力は、なんといっても「気軽に買える」ことです。

でも、もし500円で気軽にポチっと買ってみたら、中身が10万文字の超大作だったら…?

  • 「まじか…」
  • 「いやー、おもたいなぁ…。ちょっと今読むのやめとこ…」

ってなりませんかね?

せっかくお金を払ってくれたのに、ボリュームが多すぎるせいで読者が圧倒されてしまい、結局読まれずに終わってしまう⋯。

これでは、あなたも読者も、誰も得をしません。

低価格帯のコンテンツでは、「意志が強くなくても読み切れるレベル感」がむしろ親切であり、読者満足度に直結します。

サクッと読めて、すぐに実践できる。その体験こそが、次の購入やファン化に繋がっていくのです。

理由③:次に繋がる「信頼関係」を築くため

1つのテーマに絞られたコンテンツは、「〇〇の悩みを解決したい」という読者の具体的な問題に、ピンポイントで応えることができます。

その結果、読者は「この記事のおかげで、悩みがスパッと解決した!」という成功体験を得やすくなります。

この「小さな成功体験」こそが、あなたへの信頼を積み重ねる第一歩ですね。

  • 「この人のコンテンツは分かりやすいし、本当に役立つな」
  • 「次のコンテンツも期待できそうだ」

このように感じてもらえれば、リピート購入や、より高価格な商品へのステップアップもスムーズになります。

何でも屋さんのぼんやりした情報よりも、「この悩みならこの人!」という専門家としてのポジションを築くこと。

それが、長期的な関係構築の鍵となるわけです。

「極論」でOK!テーマをギュッと絞り込む実践ステップ

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「テーマを絞る重要性はわかったけど、どうやって絞ればいいの?」

という声が聞こえてきそうですね。

大丈夫。ここでは、具体的なテーマの絞り込み方を2つのステップで解説します。

ステップ①:「大→中→小」でテーマを掘り下げる

いきなりニッチなテーマを見つけるのは難しいので、まずは大きなジャンルから段階的に絞り込んでいきましょう。僕がよく例に出す「具体と抽象の往復運動」みたいなイメージですね。

例えば、「時短」という大きなテーマ(抽象)から始めてみます。

大テーマ: 時短

中テーマ: 業務効率化

小テーマ:PCのフォルダ管理術

こんな感じです。

「業務効率化」というテーマの中にも、タスク管理、時間管理、情報収集術など、色々な切り口がありますよね。

でも、今回は「フォルダ管理術をマスターして、業務を効率化する方法」という1点に、ギュッと絞り込む。これがポイントです。

ステップ②:「これ以外は扱いません」と宣言する勇気

テーマを1つに絞り込んだら、次は「やらないこと」を決めます。

極論、そのテーマ以外は「知らない」「このコンテンツでは扱いません」というスタンスでOKです。

先ほどの例なら、「業務効率化にはタスク管理も重要ですが、このコンテンツではフォルダ管理だけに特化して解説します」と、はっきり宣言してしまう。

完璧主義な人ほど「あれもこれも補足しなきゃ…」と考えがちですが、その必要は全くありません。

むしろ、1つのテーマを深く、分かりやすく解説することに全集中してください。

その潔さが、かえって読者からの信頼に繋がります。

【注意】高価格帯コンテンツとの戦略の違い

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最後に、一つだけ注意点です。

今回お話ししてきた「1テーマ特化戦略」は、あくまで低価格帯のコンテンツで有効な手法です。

これがもう少し高価格帯(数万円以上など)になってくると、ある程度のボリュームを持たせた「オールインワン・パッケージ」のような設計が必要になります。

価格に見合った網羅性や充実度が求められるからですね。

このように、コンテンツの価格帯によって、取るべき戦略は全く異なります。

自分のコンテンツがどの価格帯で、どんな価値を提供したいのか。

その全体像を意識しながら、今回の「1テーマ特化戦略」をうまく活用してみてください。

まとめ

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今回は、低価格帯の有料コンテンツで多くの人が陥りがちな「全部盛り」の罠と、その解決策である「1テーマ特化戦略」について解説しました。

  1. 労力と価格のバランスを保つ: 消耗せずに継続するため
  2. 読者が読み切れるボリュームにする: 満足度を高め、次へ繋げるため
  3. 1つの問題解決に特化する: 信頼を勝ち取り、専門家になるため

コンテンツを作っていると、どうしても「もっと良いものを…」という気持ちが先行してしまいます。

その気持ちはとても尊いですが、一度立ち止まって「これは誰のための、どんな課題を解決するコンテンツなのか?」を問い直してみてください。

まずは1つのテーマにギュッと絞って、読者に「小さな成功体験」をプレゼントすることから始めてみてはいかがでしょうか。

あなたのコンテンツが、もっと多くの人に届くことを願っています。

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