60点でも公開せよ!ブログで「運」を引き寄せるための行動戦略


さくちょ
完璧なサイト設計に、時間をかけたキーワード分析。渾身の力を込めて書き上げた記事を公開したのに、なぜか全く手応えがない…。
あなたも、そんな経験をしたことはないでしょうか。
多くの人が、ビジネスやブログ運営において「正しい戦略」や「完璧な計画」こそが成功への唯一の道だと信じています。
しかし、本当にそうでしょうか?
僕も長い間ブログを運営してきましたが、現実はもっと泥臭く、そして「運」という不確実な要素に大きく左右されるものだと痛感しています。
今回は、完璧主義の罠から抜け出し、不確実な世界で成果を出すための、もっと現実的で大切な「取り組み方」についてお話しします。
狙って当てるのは至難の業

結論から言うと、ビジネスやブログ運営において、狙ってヒットを生み出すのは非常に難しいです。
予想外の記事がアクセスを集める現実
僕自身、これまで数多くの記事を書いてきましたが、「この記事は渾身の出来だ!」と自信満々で公開したものがほとんど読まれず、逆に「まあ、とりあえず…」くらいの気持ちで書いた記事が、なぜかアクセスを多く集める⋯という経験を何度もしてきました。
これは僕だけの話ではありません。
知り合いのYouTubeクリエイターも、「いつも通り出した動画が、なぜか突然バズって驚いた」と話していました。
もちろん、SNSの中には狙ってバズを起こせる非常にうまい方もいらっしゃいます。
しかし、その背景には世に出ていないものも含め、膨大な数の投稿という「打席に立った数」が必ず存在しているのです。
つまり、どれだけ戦略を練り込んでも、それが市場に受け入れられるかどうかは、実際に世に出してみるまで誰にも分からない。
それが現実なんですね。
「運」を引き寄せる唯一の方法

では、予測不可能な世界で、僕たちはどうすれば成功の確率を上げることができるのでしょうか。
その答えは、「運」を天任せにするのではなく、自ら引き寄せにいくことです。
そのための方法は、驚くほどシンプルです。
名選手でも打率は3割
考えてみてください。プロ野球の世界で、どんなに優れたバッターでも、打率が4割や5割に達することはなく、3割打てば一流選手と呼ばれいますよね。
これはつまり、10回打席に立って、7回は失敗するのが当たり前の世界だということ。
では、彼らがなぜ一流でいられるのか?
それは、空振りや凡打を恐れず、とにかく何度も打席に立ち続けているからです。
ビジネスやブログも全く同じ。
完璧な一振りを狙ってバットを振らないままでは、ヒットやホームランが生まれる可能性はゼロのまま。
大切なのは、結果を恐れず打席に立つ回数、つまり記事を書いて世に出す回数を増やすことなのです。
「量」が市場の答えを教えてくれる
「量をこなせば、質が上がる(量質転換)」という話はよく聞きますし、それも一理あります。
しかし、量をこなすことの本当の価値は、それだけではありません。
最も重要なのは、「市場の反応」という、唯一無二の答えを得られることです。
机の上で考えた完璧な戦略は、あくまで仮説に過ぎません。
あなたのサービスや記事が本当に価値あるものかどうかを決めるのは、あなたではなく市場です。
たくさん数を出し、その反応を見る。その中にこそ、次に繋がる成功のタネが隠されています。
今すぐできる「打席に立つ」ための思考法

「頭では分かっていても、なかなか行動できない…」
そう感じるかもしれません。多くの人が、完璧なものを出さなければいけないというプレッシャーに縛られています。
ここで重要になるのが、「考え方」だけでなく「取り組み方」を変えることです。
あなたの書く一つひとつの記事を、「完璧な作品」だと捉えるのをやめてみませんか?
そうではなく、市場の反応を見るための「実験」や「問いかけ」だと考えてみるのです。
60点の出来でも構わないので、まずは世に出してみる。そして、その反応を見る。
ウケなかったら、それは「この方向性にはニーズがなかった」という貴重なデータが得られた「成功した実験」です。
失敗や空振りは、あなたの物語をより面白くするための「必要な要素」に過ぎません。
恐れず、気負わず、まずは次の打席に立つ準備を始めましょう。
まとめ

今回は、戦略や計画と同じくらい、いや、それ以上にビジネスにおいて「運」と「量」が重要であるというお話をしてきました。
- 完璧な予測は不可能。ビジネスには「運」の要素が必ず絡む
- 運を引き寄せるには、野球選手のようにとにかく「打席に立つ回数」を増やすことが大切
- 量をこなす本当の価値は、市場の反応という「答え」を得られることにある。
完璧な戦略を立てることに疲弊して、手が止まっていませんか?
大丈夫、まず次の1記事を書いてみましょう。
その一振りが、あなたにとっての、予想もしなかった特大ホームランになるかもしれませんから。