SNS疲れを解消するデジタルデトックス【Xアカウント強制ロック体験談】


さくちょ
先日、僕のX(旧Twitter)アカウントが予期せぬ理由でロックされてしまい、丸1日以上SNSから完全に隔離されるという事態に見舞われました。
ただ、この強制的な「デジタルデトックス」状態を経験したことで、僕自身、予想もしなかった大きな気づきを得ることができたんです。
「自分はSNSに依存していない」
そう思っている人ほど、実は見えないところで時間とメンタルを消耗しているのかもしれません。
この記事では、僕の失敗談から見えてきたSNSの思わぬ影響と、情報過多の時代を心地よく生き抜くためのヒントを共有したいと思います。
予期せぬSNS断ちで生まれた「想定外の時間」

アカウントがロックされ、24時間以上まったくSNSを見ることができない状況。
正直なところ、僕は普段からSNSの利用時間を制限しており、依存度は低い方だと自負していました。
だから「まあ、少し不便なくらいだろう」と高をくくっていたんです。
ところが、現実はまったく違いました。
いざスマホを手に取っても、いつも開くはずのアプリがない。
その瞬間、ものすごく手持ち無沙汰になっている自分に気づいたんです。
僕らは「無意識」にSNSを見ている
なぜこんなにも時間が生まれたように感じたのか。
答えはシンプルでした。
「スマホを触る=SNSを開く」という行動が、完全に無意識化していたからです。
何かを調べるわけでも、誰かに連絡するわけでもなく、ただ指が動くままにタイムラインを眺める。
そんな「なんとなく」の時間がいかに多かったかを痛感させられました。
あなたにも、そんな心当たりはありませんか?
この「無意識の時間」が積み重なり、僕らが本来やりたかったはずの読書や学習の時間を奪っていたのです。
SNSが見れなくなったことで、僕は溜まっていた本を読んだり、じっくりと学習動画を見たりする時間を確保できました。
情報はいかに多く集めるかより、いかに捨てるかの方が大切だと改めて実感した瞬間です。
見たくない情報から解放された「心の平穏」

今回得られたもう一つの大きなメリットは、メンタルの安定でした。
SNSのアルゴリズムって、僕らの興味に合わせて情報を最適化してくれる便利な側面もありますが、同時に「見たくもない情報」を勝手に運んできますよね。
- 誰かのネガティブな投稿
- 意見が対立している炎上
- 過剰な広告…など
自分ではスルーしているつもりでも、僕らの心はそうした情報に触れるたび、少なからず何かしら心を動かされ続けているんです。
知らず知らずのうちに、他人の感情や出来事に心をすり減らされている。
SNSから離れてみて初めて、自分がどれだけノイズの多い環境に身を置いていたかに気づきました。
心がとても穏やかで、静か。
誰にも邪魔されず、自分の思考だけに集中できる感覚は、正直に言って「すごく楽だな」と感じました。
情報発信者としてのジレンマと健全な付き合い方

ここまでSNSから離れるメリットばかり話してきましたが、もちろん簡単な話ではありません。
特に、僕のように情報発信を仕事にしている人間にとって、SNSはビジネスの根幹を支える重要なツールです。
完全に手放すことは、現実的ではないんですよね。
これは、僕がサラリーマン時代に経験した「具体と抽象の往復運動」に似ています。
目の前の設計(=具体)に集中しすぎると、プロジェクト全体(=抽象)が見えなくなる。
逆に、SNS断ちという理想(=抽象)ばかり追い求めても、日々の発信活動(=具体)が成り立たなくなる。
このバランスをどう取るかが、めちゃくちゃ重要なんです。
メンタルヘルスを最優先する勇気
では、どうすればいいのか。
今回の経験を通して僕がたどり着いた結論は、とてもシンプルです。
「メンタルを病んでしまうくらいなら、一度離れるのが正解」
もしあなたがSNSを見ていて辛いと感じるなら、それは心が発している重要なサインです。
無理して続ける必要はまったくありません。
まずはスクリーンタイムで利用時間を1日数十分と決めてみる。
夜寝る前はスマホに触らないルールを作る。
そんな小さなデジタルデトックスからで大丈夫。
強制的に情報をシャットアウトすることで、きっと僕が感じたような「時間の創出」と「心の平穏」を実感できるはずです。
まとめ

予期せぬアカウントロックは災難でしたが、結果的にSNSとの付き合い方を根本から見直す貴重な機会となりました。
僕らは便利なツールに振り回されるのではなく、自分の人生を豊かにするために主体的に使いこなすべきです。
- 無意識のSNS利用が時間を奪っていると自覚する
- 見たくない情報がメンタルを消耗させていると知る
- 辛いときは、迷わず距離を置く勇気を持つ
情報が溢れるこの時代だからこそ、意識的に情報を捨て、自分と向き合う時間を確保すること。
それが、あなた自身の成長と心の健康を守るための、何より大切なスキルなのかもしれません。