【実体験】脱サラを目指すあなたのための時間管理術|残業ゼロを実現した思考法

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さくちょ

さくちょ

副業で成果を出して、いつかは会社を辞めたい。

そう思っていても、多くの人がぶつかるのが「時間がない」という壁ではないでしょうか。

  • 「本業が忙しくて、副業に割く時間なんてない…」
  • 「子育てや家事に追われて、自分の時間がまったく作れない…」
  • 「時間管理の本を読んだけど、結局うまくいかなかった…」

かつての僕も、まさにそんな状況にいました。

仕事を効率化しようとショートカットキーを覚えたり、タスク管理ツールを試したり…。

でも、なぜか忙しさは変わらない。

むしろ、空いた時間に別の仕事が舞い込んできて、余計に首が締まるような感覚さえありました。

この記事では、僕が残業当たり前の建設コンサル業界で、脱サラ前3年間「ほぼ残業ゼロ」を達成するために実践した、単なるテクニック論ではない、もっと本質的な時間管理術についてお話しします。

もしあなたが今、時間のなさに悩んでいるなら、きっとこの記事が思考の転換点になるはずです。

なぜ、あなたの時間は増えないのか?効率化の恐ろしい落とし穴

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多くの人が時間管理と聞いて思い浮かべるのは、「効率化」だと思います。

でも、ここに大きな落とし穴があるんです。

それは、仕事を効率化して時間を生み出しても、その空いた時間に別の仕事が流れ込んでくるという現象です。

あなたにも経験がありませんか?

午前中の仕事を爆速で終わらせたら、上司から「お、早いな。じゃあこれも頼む」と新たな仕事を振られてしまう…。

周りから「あいつ、ちょっと手が空いてるな」と思われた瞬間に、あなたの貴重な時間は奪われていきます。

これでは、いくら効率を上げても永遠に忙しいままですよね。

これは『限りある時間の使い方』という書籍でも指摘されていることで、効率化自体が目的になってしまうと、本質的な時間の余裕は生まれないんです。

本当の意味で自分の時間を確保するためには、効率化というテクニックだけでなく、もっと根本的なマインドセットの変革が必要になります。

僕が残業地獄から抜け出した、3つの超具体的ステップ

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僕が時間の大切さを痛感したのは、20代後半の頃です。

STEP1:地獄の通勤生活で悟った「時間の有限性」

当時、会社まで電車で50分かかる場所に家を建てたのですが、これがもう本当に過酷で…。

終電(21時)まで働いて、家に帰ると22時過ぎ。

そこから夕食や風呂を済ませて、寝るのは深夜2時。

そして、僕は北海道札幌に住んでいるため、冬は朝5時に起きて、出勤前に30分から1時間かけて雪かきをするんです。

「これはシンプルにヤバいぞ⋯」

と、社会人になって初めて本気で思いました。

冬とか、もう地獄だったんですよ。

この生活を続けていたら、心も体も壊れてしまう。

そう感じたのが、僕が本気で時間と向き合うようになったキッカケです。

STEP2:「嫌われる勇気」で不要な時間を断つ

まず僕が取り組んだのは、時間を「削る」「断る」ことでした。

  • 時間を削る: 漫画、ゲーム、ドラマなど、娯楽の時間を一定期間だけ意図的にゼロにする
  • 時間を断る: 「付き合いが悪い」と思われてもいい、と腹を括って会社の飲み会や同僚からの誘いを断る。

これはまさに「嫌われる勇気」の実践です。

特に「断る」ことは、最初は勇気がいります。

でも、脱サラという大きな目標のためには、この覚悟が必要不可欠でした。

STEP3:スキマ時間を徹底的に「有効活用」する

次に、通勤などのスキマ時間を徹底活用しました。

  • タスクの細分化: ブログ記事の構成案作成、メール返信など、スマホで5分〜10分でできるタスクを洗い出す
  • 移動中のインプット: 通勤中は、ビジネス系のYouTubeやVoicyを耳で学習する

この3つのステップは、時間管理の基本の「き」です。

でも、これだけでは定時退社を習慣化するには不十分でした。

本当の勝負は、ここから先の「思考法」にあります。

定時退社を習慣化する4つの思考法

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僕が建設コンサルという、残業ゼロはほぼ不可能と言われる業界でした。

しかし、僕が定時退社を3年間も続けられたのは、次の4つの思考法を徹底したからです。

思考法①:完璧主義を捨てる勇気

僕がやっていたのは、橋や道路を設計するという、人の命に関わる仕事です。

当然、ミスは許されません。

だからといって、自分一人の力で100%完璧な図面を作ろうとすると、いくら時間があっても足りません。

見れば見るほど不安になって、修正箇所が見つかるものですからね。

ここで重要になるのが、「組織のチェックシステムを信頼する」という考え方です。

僕の会社には、設計者が見た後に、別の担当者や上司がチェックする3〜4段階の承認プロセスがありました。

このシステムが機能しているなら、僕が自分の段階で100%の完璧さを追求する必要はないんです。

むしろ、細かい部分(具体)にこだわりすぎて、プロジェクト全体(抽象)の進捗を遅らせる方が問題です。

これはブログ運営もまったく同じ。

一つの記事の言い回しを完璧にすることにこだわりすぎて、ブログ全体のコンセプトがブレていたり、更新が止まってしまったりしては本末転倒ですよね。

完璧主義をやめる。

これが、時間を生み出す上で最も効果的なマインドセットの一つです。

思考法②:「暇な時間」を死守する意識

効率化の落とし穴を避けるために、僕は「暇だというオーラを出さない」ことを徹底していました。

仕事を効率化して生まれた時間は、次の仕事を入れるための時間ではありません。

それは、不測の事態に備えるための「バッファ」であり、定時で帰るための「戦略的空白」なんです。

だから、仕事が早く終わっても、すぐに「終わりました!」と報告するのではなく、少し時間をおいたり、次の仕事の準備をしたりして、「常に何かやっている感」を出す。

周りから見たら、ちょっと嫌な奴に思われていたかもしれません(笑)。

でも、自分の時間を守り、目標を達成するためには、このくらいのしたたかさも必要だと僕は思います。

思考法③:タスク管理に管理されない

あなたは、タスク管理ツールやカレンダーアプリに、びっしりと予定を詰め込んでいませんか?

「ぶっちゃけ、それをやっている時間、もったいなくないですか?」

僕は、詳細なタスク管理をやめました。

なぜなら、計画通りに進まないこと自体がストレスになるし、計画を立てる行為そのものに時間を奪われてしまうからです。

僕が参考にしている『先送り0(ゼロ)』という本で紹介されている「タスクシュート」という考え方があります。

これは、「今日やること」の計画(Plan)よりも、「今日やったこと」の記録(Log)を重視するアプローチです。

僕も厳密に実践しているわけではありませんが、一日の終わりに「今日は何にどれくらい時間を使ったか」を振り返ることで、自分の時間の使い方のクセが見えてきます。

ツールに振り回されるのではなく、「今日はこれだけは絶対に終わらせる」という最重要タスクを一つだけ決め、それに集中する。

その方が、よっぽど生産的です。

思考法④:デジタル・ノイズを遮断する

最後に、集中力を維持するための基本ですが、SNSの通知は全てオフにすること。

「でも、緊急の連絡があったらどうするの?」

と不安に思うかもしれません。

でも、考えてみてください。

本当に、本当に緊急の要件なら、チャットやSNSではなく、電話がかかってくるはずです。

僕らは毎日、無数のどうでもいい情報に脳のリソースを奪われています。

仕事中はスマホをデスクに置かない、通知はオフにする。

たったこれだけでも、驚くほど集中力が高まり、仕事のスピードが上がりますよ。

まとめ

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今回は、僕が残業地獄から抜け出し、脱サラの準備を進めるための時間を確保した「時間管理術」についてお話ししました。

ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 効率化の落とし穴を理解する: 効率化だけでは、空いた時間に別の仕事が入るだけで楽にはならない
  • 基本的な時間を確保する: 娯楽を「削り」、付き合いを「断る」勇気を持つ
  • 完璧主義を捨てる: 自分一人で100%を目指さず、組織や仕組みを信頼する
  • 暇な時間を死守する: 生まれた時間はバッファ。安易に次のタスクで埋めない。
  • タスク管理をシンプルにする: 計画よりも、最重要タスクへの集中と行動ログを重視する
  • デジタルノイズを遮断する: 通知をオフにし、集中できる環境を物理的に作る。

見ての通り、小手先のテクニックというよりは、「思考法」や「マインドセット」に関する話が中心だったと思います。

でも、これこそが本質です。

時間管理とは、あなたの人生の「有限性」と向き合い、何に時間を使わないかを「決める」ことに他なりません。

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