【AI活用術】過去のブログ記事をAIに読ませるだけで「本当の自分軸」を見つける逆説的アプローチ


さくちょ
「自分軸」って、なんだか耳障りのいい言葉ですよね。
僕もブログやSNSで「自分軸が大事です!」と何度も発信しているので、周りからは「自分軸おじさん」みたいに思われているかもしれません…
でも、それくらい、自分の人生を自分の足で歩いていく上で「自分軸」はものすごく大事なことだと確信しています。
とはいえ「自分軸を見つけましょう!」と言われても、「じゃあ、具体的にどうすれば…?」と、途方に暮れてしまう方が多いのも事実です。
高額なコーチングを受けたり、分厚い自己分析の本を読んだり…。
僕も過去には色々と試しましたが、いまいち「これだ!」という確信が持てない。
そんな、かつての僕と同じような悩みを抱えているあなたにこそ、今日は少し変わった、でも非常に効果的な方法をお伝えしたいと思います。
それは、AIを使って、過去の自分に「本当の自分軸」を教えてもらうという、ちょっと未来的なアプローチです。
なぜ「自分軸」探しは難しいのか?

多くの人が自分軸を見つけるのに苦労するのは、自分を客観的に見ることがとても難しいからです。
自分のことって、案外自分が一番わかっていないんですよね。
これはコンテンツ作りでも全く同じことが言えます。
例えば、ブログを運営しているとして、ある一つの記事を完璧に仕上げるスキルがあったとします。
でも、ブログ全体のコンセプト、つまり「誰に、何を伝えたいのか」という抽象的な設計図がブレていると、せっかく書いた記事も読者には届かず、ただの自己満足で終わってしまう。
要するに、AIに記事を書かせることはできても、「どんなコンセプトで運営するか?」という自分軸(抽象)がなければ、価値のあるものは生み出せないってことです。
僕も昔は、この「抽象的な設計図」を描くのが本当に苦手で、手当たり次第に記事を書いては「なんか違うな…」と首をかしげる毎日でした。
AIはあなたを映し出す「最高の鏡」になる

そんな手探り状態から抜け出すヒントをくれたのが、皮肉にも「AI」でした。
「AIに自分軸を教えてもらう」と聞くと、なんだかAIが答えをくれるようなイメージを持つかもしれません。
でも、本質は少し違います。
AIは答えを創造するのではなく、あなたが過去に残してきた言葉の断片から「あなたらしさ」を浮かび上がらせ、鏡のように映し出してくれる存在なんです。
過去の「あなた」が本当の答えを知っている
あなたがこれまで自分の言葉で書いてきたものには、無意識のうちにあなたの「好き」や「得意」、そして「価値観」が滲み出ているはずです。
- 昔、夢中で書いていたブログ記事
- 何気なく投稿したSNSのつぶやき
- 考えをまとめるために書いたnote
こういった過去のコンテンツこそ、あなたの「自分軸」が眠る宝の山。
もちろん、お金儲けのためだけに書いたアフィリエイト記事や、企業のPR案件のような投稿は除きますよ。
僕が発信してきた「自分軸ブログ」のように、自分の内側から湧き出る想いを言葉にしたものが対象です。
AIに「自分軸」を尋ねる具体的な3ステップ
「じゃあ、具体的にどうやるの?」と思いますよね。
僕が実際に試して「これはすごい…!」と感動した手順は、とてもシンプルです。
1. 過去のコンテンツを「マークダウン形式」に変換する
まずは、過去のブログ記事やnote、SNS投稿などをテキストデータとしてまとめ、AIが読みやすい「マークダウン形式」というファイルにします。
僕のUdemy講座でも、この変換方法を詳しく解説していますが、要はAIが理解できる形に整えてあげる作業です。
2. AIツールに読み込ませる
次に、まとめたマークダウンファイルを、CursorのようなAI搭載エディタに読み込ませます。
これは、AIにあなたの「第二の脳」をインストールするようなイメージですね。
3. 「魔法の質問」を投げかける
そして、AIに対してこう尋ねてみるんです。
「この情報を元に、僕の自分軸(コアメッセージ)を教えてください」と。
これだけです。
めちゃくちゃワクワクしませんか?
僕が「分身AI」に尋ねてみて得られた衝撃の答え
僕自身、この方法を試す前は半信半疑でした。
4年分のブログやメルマガなど、数千というレベルのコンテンツをAIに読み込ませて、自分の分身AIを作ってみたんです。
そして、おそるおそる聞いてみました。
「僕の自分軸って、何だと思う?」
返ってきた答えを見た瞬間、思わず「そうそう、それだよ!」と声が出ました。
AIは僕の過去の発信から、僕自身が大切にしてきた価値観や、読者に伝えたかったコアメッセージを、驚くほど正確に抜き出してきたんです。
それは、新しい発見というよりは「答え合わせ」に近い感覚でした。
さらに、「僕だけのユニークな体験談を抜き出して」と頼んでみると、自分では盲目的にやってきたこと、何気なく語っていたエピソードの一つひとつに、一貫したテーマや意味があったことを逆説的に教えてくれたんです。
AIが生み出した無機質な文章じゃない。
そこには、僕の独自性や世界観が確かに入り込んでいました。
これには本当に「目から鱗」でしたね。
AIの答えとの「ズレ」こそが宝物

もちろん、AIが出してくる答えが100%完璧というわけではありません。
時には、「あれ?これはちょっと違うな…」と感じる部分もあるでしょう。
でも、実はその「ズレ」にこそ、ものすごい価値が隠されています。
もしAIが提示した自分軸に違和感を覚えたなら、それは「ビジネスのために、本当の自分とは違うキャラを演じていた部分」なのかもしれないし、「他人からの評価を気にして、本心とは違うことを書いていた部分」なのかもしれません。
そのズレと向き合うことで、
- 「じゃあ、本当の自分はどう考えてるんだろう?」
- 「僕が本当に伝えたいことは何だろう?」
と、さらに深く自己を掘り下げるキッカケになる。
そのズレ自体も、すごいいい教訓だと思うんですよ。
AIは、あなたが無意識に避けていた部分や、見ないようにしていた本音まで、容赦なく映し出してくれます。
まさに、自分と対話するための「最高の鏡」ですよね。
まとめ:AIと共に「本当の自分」を見つける旅へ

今回は、AIを使って過去の自分の発信から「自分軸」を見つけ出す、という少し未来的な方法についてお話しました。
この話を聞いて、
「いやいや…誇れる実績も何もない自分なんかの分身AIをつくっても、使いどころが無いですよ…」
と感じた方もいるかもしれません。
でも、そう感じる方こそ、自分ではまったく気づけていない、素晴らしい価値になる体験談を心の内に秘めている場合が多いんです。
あなたが過去に何気なく書いた一文に、誰かの心を動かす「自分軸」の種が眠っている可能性は十分にあります。
まずは騙されたと思って、過去のブログ記事1つからでも試してみてください。
AIという鏡に映った自分と対話することで、これまで見えなかった「本当のあなた」に出会えるはずです。
それが、AI時代における、新しい自己発見のカタチなのだと僕は信じています。