【AI活用の新常識】あなたのPCが分身になる「AIエージェント」という革命


さくちょ
最近のAIの進化、すさまじいですよね。
Xを開けば「〇〇が革命的すぎる!」といった投稿が毎日流れてきて、正直、追いかけるだけで疲れてしまいませんか?
僕も同じです。
たくさんのAIツールを試してはみたものの、
- 「ブラウザ上で壁打ちしてアイディアをもらう」
- 「単純なタスクをちょっと効率化する」
といった使い方に留まっていて、どこか根本的な変化を感じられずにモヤモヤしていました。
「便利なアシスタント」ではあるけれど、結局、自分の仕事が根っこから変わったわけじゃないな…と。
でも、2025年に入ってから、そのモヤモヤが確信に変わる出来事が起きました。
これは単なるツールの進化じゃない…AIとの向き合い方が根本から変わる「革命」なんだと。
今日は、僕がなぜ「バイブコーディング」という、自分のPCにAIを住まわせるような活動を始めたのか。
その背景にある、AI活用の大きなパラダイムシフトについてお話しします。
あなたのAI活用が「モヤッとする」本当の理由

AIを使っているはずなのに、なぜか手応えがない。
その原因は、これまでのAIの使い方が「その場限り」だったからかもしれません。
情報が発散するだけの「壁打ち型」AI活用
これまでの主流だったのは、ブラウザでChatGPTなどを開いて、チャット形式で質問や相談をする使い方でした。
もちろん、これはこれで便利です。
でも、この方法には大きな欠点があります。
それは、「情報が発散しちゃって何も蓄積しない」こと。
チャットの履歴は残るかもしれませんが、あなたの知識やスキルとして、血肉になっている感覚は薄いのではないでしょうか。
生み出したアイディアや文章も、結局はコピペして別のツールで清書する必要がある。
これでは、従来の作業をAIが少し手伝ってくれているだけで、本質的には何も変わっていませんよね。
価値が「無形資産」にならない根本的な問題
僕が何度も伝えている「無形資産」という考え方。
スキルや知識、経験といった、誰にも奪われないあなただけの資産のことです。
これまでのブラウザベースのAI活用では、この無形資産が積み上がっていかないんです。
その場限りのやり取りは、まるでザルで水をすくうようなもの。
頑張ってAIを使っても、あなたの価値は一向に蓄積されていかない。
これこそが、AIを使っているのに「何か違う…」と感じるモヤモヤの正体だったんです。
AI活用の革命。あなたのPCが「分身」になる時代へ

しかし、この状況を根底から覆す、革命的な変化が今まさに起きています。
「ブラウザでAIを使う」時代から、「自分のPCにAIを入れてファイル操作をしてもらう」時代へのシフトです。
Gemini 2.5 Proが示した衝撃的な可能性
僕がこの変化を確信したのは、2025年3月にGoogleのGemini 2.5 Proに触れたときでした。
試しに、僕が過去に書いたブログ記事やメルマガのファイルをいくつか読み込ませて、「僕の文体でこの記事をリライトして」と指示してみたんです。
その結果に、思わず声が出ました。
「ものすごく処理が正確だし早い…。僕の文章をかなり模倣できる…!」
これは、単なる文章生成AIではありません。
僕の過去の成果物という「無形資産」を学習し、僕の分身のように振る舞うAIが、目の前に現れた瞬間でした。
「AIエディター」が常識を塗り替える
その衝撃とほぼ同時に、WindsurfやCursor、Claude Codeといった「AIエディター」が次々と登場しました。
これらは、自分のパソコンにインストールして、直接ファイル操作をAIに任せられるツールです。
もう、ブラウザとエディタを行き来する必要はありません。
PCの中にある過去の資料を直接読み込ませて、新しい資料を作らせる。
まさに、AIが自分のPC内で自律的に動く「エージェント」になる。
この時、僕はハッキリと察知しました。
「革命的な技術が、今まさに目の前で起こり始めてる」と。
「無形資産」を雪だるま式に増やす新戦略

この新しいAIとの付き合い方は、単に便利というだけではありません。
AI時代を生き抜くための、最も重要な戦略だと僕は信じています。
過去の自分が、未来の自分を助ける
AIエディターを使って、自分の過去の成果物(企画書、ブログ記事、デザインデータなど)をAIに学習させる。
すると、どうなるか?
AIはあなたの思考やアウトプットのクセを学び、どんどん「あなたらしい」仕事ができるようになります。
そして、そのAIが生み出した新しい成果物もまた、次の学習データとして蓄積されていく。
まさに、雪だるま式に自分の無形資産が増やせていく感覚です。
これは、僕らが育てるべき「幹」の部分。
つまり、物事の本質を見抜く洞察力や、新しい価値を生む企画力を、AIと共に鍛えていくことに他なりません。
AIに「的確な指示を出す」ことの価値
この「AIエージェント型」の活用法では、AIに的確な指示を出す「質問力」や、全体を設計する「企画力」が決定的に重要になります。
「どんなコンセプトで、誰に、何を届けたいのか?」
この抽象的な問いを立てる力こそ、AIには決して真似できない、人間ならではの価値です。
新しいツール(枝葉)を使いこなしながら、人間としての「幹」を太くしていく。
このサイクルを回せる人だけが、AIに仕事を奪われるのではなく、AIを最強の相棒として使いこなせるようになります。
まとめ

あらためて、今回の話をまとめます。
これまでのAI活用は、ブラウザ上での「壁打ち」が中心で、価値が蓄積しにくいものでした。
しかし今、「AIエディター」の登場により、自分のPC内でAIに直接ファイル操作をさせ、過去の成果物を学習させるという革命的な活用法が可能になっています。
これは、単なる効率化ではありません。
- 過去の成果物(無形資産)をAIに学習させる
- AIがあなたの分身のように、新しい価値を生み出す
- その成果物が、さらにAIを賢くする学習データ(無形資産)となる
このサイクルを回すことで、あなたの無形資産は雪だるま式に増えていきます。
この時代の転換点に、あなたはどう向き合いますか?
「AIが使えない人はいらない」
そんな残酷な未来ではなく、AIを自分の分身として育て、人間ならではの価値を爆発させる。
そのための第一歩として、まずはCursorのようなAIエディターを、あなたのPCにインストールしてみてはいかがでしょうか。
世界が、変わって見えるはずです。